2024年12月3日、さいしんコラボ産学官(橋本義昭代表理事=埼玉縣信用金庫会長)主催の「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」が埼玉県熊谷市内のさいしんホールで開催され、リコーの開放特許「フレキシブルスピーカー」を活用した学生の商品アイデアが、最優秀賞を受賞しました。
埼玉大学 経済学部 川端ゼミのチーム「ビリケン」が考えた商品アイデアは、特定のエリアにのみ音・音波を出せる「フレキシブルスピーカー」をベビーカーのサンシェードに埋め込むことで、赤ちゃんを落ち着かせる音を赤ちゃんにだけ聞かせることができるというものです。軽量かつ超薄型のスピーカーであるため、ベビーカーの折りたたみにも支障がないことも特徴です。「ビリケン」は、お母さんの子育ての苦労を軽減したいという目的で、本アイデアを企画しました。
本イベントは、地域企業や埼玉県の発展に貢献することを目的とし、学生に企業の開放特許を商品化する流れを学んでもらい、開放特許を活用したアイデアの商品化・事業化を目指すイベントです。8回目となる今回は、県内5大学と1専門学校の14チーム62人が参加し、実用化に向けたアイデアを競い合いました。
リコーは本イベントにおいて、所有する知的財産の一部を開放特許として学生に紹介し、特許の技術的な特徴や、製品スペックの実現性などをアドバイスしました。
またリコージャパンは、アイデアのブラッシュアップ会等を通して、アイデアをビジネス化するためのストーリー作りや必要な利用シーン、想定顧客、発想の広げ方について学生と意見交換するなどの支援をしてきました。
今後もリコーおよびリコージャパンはこの取り組みに参画し、学生のアイデアから特許を社会実装できるよう、技術・事業化ノウハウを提供します。さらには、地元の中小企業が学生のアイデアを商品化し企業としての競争力をつけることで、地域の活性化に貢献します。
表彰式の様子
最優秀賞を受賞した埼玉大学 経済学部 川端ゼミのチーム「ビリケン」
採用されたフレキシブルスピーカーのサンプル
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2024年3月期グループ連結売上高2兆3,489億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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