株式会社リコー(社長執行役員 大山 晃)は、東京海上日動火災保険株式会社(取締役社長 城田 宏明)、出光興産株式会社(代表取締役社長 木藤 俊一)、帝人株式会社(代表取締役社長執行役員 内川 哲茂)と共同で、各社のジェンダーギャップ解消の一層の推進に向けて実施するクロスメンタリングの最終報告会を12月4日(水)に開催し、半年にわたる活動の振り返りを行いしました。
クロスメンタリングとは、メンター(支援者、助言者)とメンティ(支援・助言を受ける立場)が他企業同士となる組み合わせで行う企業横断型のキャリア形成支援の取り組みです。クロスメンタリングを通じて女性管理職や経営幹部が、企業を超えて学び、育て合うことはジェンダーギャップ解消を加速させるだけでなく、企業文化の変革や組織の活性化にも寄与するものと考えています。
今年度は、共同実施する4社からメンティとして部課長クラスの女性管理職各7名、メンターとして執行役員などの経営幹部等各7名(男性を含む)を選出し、女性管理職と経営幹部等がペアとなって半年間にわたり集合研修やメンタリングを実施しました。
最終報告会では、クロスメンタリングを通して得た学びを今後のキャリアや人材育成等にどう生かすか、参加者たちがなすべきことについてディスカッションを行った後、メンター・メンティの2ペアがグループディスカッションを行い、共に歩んできたクロスメンタリングをグループで振り返りました。
参加したメンターからは「メンタリングとは自分探しの二人旅。自分はいったい何者か。メンティと一緒に話しながら悩み苦しんだが、メンタリング終了時のメンターの表情を見て、旅のゴールに着いたと感じた。自分にとっても貴重な機会だった」「お互いにとって新しい価値や考え方を知る宝探しのような機会」というコメントがありました。一方で、メンティからも「自分を見つめ直す良い機会になったし、自然と勇気づけて頂くことで次のアクションに繋がった」「メンタリングとは脱線による成長。日常生活から離れてかけてもらった言葉で、多くの気づきを得た」「メンターとの会話を通じ、自分らしくイキイキと、次の世代に続くメンバーにそういう姿を見せられるように働いていきたいと思うようになった」というコメントがあり、メンター・メンティ共に学びがありました。この取り組みを通して、企業や社会全体の変革に繋げる契機とすることを目指します。
リコーは、イノベーションを創出し持続可能な社会の実現に貢献するため、多様な人材が協働し、生き生きと活躍できる環境づくりに取り組んでいます。その実現に向け、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を経営戦略として位置付け、推進しています。
リコーはこれからも、組織内で多様性を尊重し、社員一人ひとりに平等で公正な機会を提供し包括的に受け入れることで、イノベーションを創出し、当社の企業理念であるリコーウェイの使命と目指す姿に掲げる「“はたらく“に歓びを」の実現に向け取り組んでいきます。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2024年3月期グループ連結売上高2兆3,489億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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