お知らせ
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、A3フルカラー複合機*1向けの紙製包装材が、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)が主催する「ワールドスターコンテスト2024」においてElectronics部門賞を受賞したことをお知らせします。2024年6月15日にタイのバンコクにて授賞式が開催されます。
リコーが2023年2月に発売を開始したA3フルカラー複合機*1は、本体樹脂総重量の約50%に再生プラスチック使用を実現するなど、先端の環境性能を搭載した機種です。機器本体にとどまらず、ライフサイクル全体での環境負荷を低減するため、複合機に用いる包装材についても、省資源化などに取り組みました。
受賞対象となった包装材の原材料は、前身機までの石油由来のプラスチックを主体としたものから、古紙を原材料としたパルプモールド主体へと切り替えられました。前身機の包装材と比べて、プラスチック使用量を54%削減しており、再生材使用率は80%、再生可能率は96%以上を実現しています。紙製包装材の導入で、省資源化だけでなく、包装材の製造から廃棄における温室効果ガス(GHG)の削減に寄与します。また、重量の大きい複合機の輸送では、製品保護性が重要となります。そのため、車の衝突シミュレーションでも使用されている衝撃解析技術も活用しながら、石油由来の緩衝材同等の衝撃緩衝機能を実現しました。
なお、今回受賞した包装材は、公益社団法人 日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト 2022」で「大型・重量物包装部門賞」を、アジア包装連盟主催の「AsiaStar 2022 Awards」で「Eco-Package(Environmentally Sustainable Package)」部門賞も受賞しており、「ワールドスターコンテスト2024」のElectronics部門賞で、3件目の受賞となります。
「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。
このコンテストは、1970年よりWPOが承認した世界各国のコンテスト入賞作品に対して、応募資格が与えられます(日本の場合は、日本パッケージングコンテスト入賞作品)。内容品の保護と保存、製品の質、環境対応性、リサイクル性、構造上の工夫などが考慮され、今年度は41カ国435点の応募から212点がワールドスター賞を受賞しました。日本からは、28点が受賞しました。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
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