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お知らせ

2023年度第20回LCA日本フォーラム表彰において、「LCA日本フォーラム会長賞」を受賞

2024年1月24日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)はこのたび、A3フルカラー複合機開発における再生樹脂のGHG排出原単位算定と製品LCA(ライフサイクルアセスメント)への活用が評価され、2023年度第20回LCA日本フォーラム表彰において、「LCA 日本フォーラム会長賞」を受賞しました。

  • 表彰式の様子(左がコーポレート執行役員 鈴木美佳子)
  • 関係者とリコー出席者の記念写真
  • 記念講演の様子(ESG戦略部 田中 涼)

LCA日本フォーラム表彰は、「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的とした表彰制度です。LCAフォーラム主催のもと、経済産業省と日刊工業新聞社が後援しています。

2023年2月発売のA3フルカラー複合機は、省資源・省エネルギー化により、お客様の事業活動での環境負荷低減に貢献する、環境対応型の製品です。その開発においては、原材料調達から廃棄リサイクルに至るまで各工程にて環境負荷低減に努め、製品一台あたりのライフサイクル全体でのカーボンフットプリント(CFP)を前身機より約27%削減することができました。特に再生樹脂の使用効果を把握するためには、再生樹脂のGHG排出原単位が必要です。そのため、インベントリデータベースの開発・管理機関の協力も得ながら、再生樹脂GHG原単位を算定しました。この取り組みが評価され、今回の受賞に至りました。

受賞に至った選評は以下の通りです。

  • 再生樹脂のGHG排出原単位算定、IDEAへの収載、そして再生樹脂の効果を反映した複合機のSuMPO環境ラベルプログラム(*)への登録により、再生樹脂の製品への搭載の効果を可視化し、他企業の先達となっていくものと思われる。
    第三者機関がデータ検証し、製品の環境情報を定量的に開示する「ISO14025」、カーボンフットプリント及びコミュニケーションに関する「ISO/TS14067」に準拠した環境情報開示プログラム。
  • 2次データの単純な利用ではなく再生樹脂利用という製品の特徴にあわせてデータを作成したことは高く評価できる。また、「使用」段階の影響が大きい複合機でライフサイクル全体の負荷を原材料の変更に加え、省エネ性能の進化により27%削減を実現したという努力は非常に大きい。

1月23日に行われた表彰式おいて、コーポレート執行役員 ESG・リスクマネジメント担当 鈴木美佳子は、「名誉な賞をいただきありがとうございます。リコーでは、1994年にLCA研究会を立ち上げ、複合機を中心にLCAの活動を進めてきました。現在はデジタルサービスの会社として、様々なソリューションでLCAを算出し、お客様に提案しています。複合機において50%以上の再生プラスチックを使用することは、非常に高い目標で大変な取り組みでした。これまで以上にLCAを意識した製品開発を進めていきたいと考えています。」と述べました。

リコーは、このような活動を拡大し、経営戦略の立案や事業運営体制の構築などにおいても、LCAの観点を取り入れていくことを視野に今後も活動を進めてまいります。

「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。

社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。

“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

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