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お知らせ

「RICOH STAYTHEE」など、8製品がグッドデザイン賞を受賞

2023年10月5日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、「RICOH STAYTHEE」など下記8製品が2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせします。

GOOD DESIGN AWARD 2023

2023年度グッドデザイン賞 
受賞製品と審査員の評価(原文のまま掲載)

「RICOH STAYTHEE」

三脚、自撮り棒、ドローン撮影等、撮影や被撮影のためのプロダクトは様々存在するが、水中で一定の水深に浮遊させ、カメラを自立させることを目指した本製品は非常にユニークで独創的である。水中で水をはじく体積を0.1ccレベルで増減できる構造により、“中性浮力”というダイバーなら誰もが知る安定した状態を水中で維持、調整できる点が唯一無二である。同社のカメラだけでなく、同様のポピュラーな他社製アクションカメラ等にも対応しているのは多くのユーザーにとって嬉しい仕様である。

本製品は、グッドデザイン・ベスト100に選出されました。グッドデザイン・ベスト100は、2023年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。


GOOD DESIGN AWARD 2023 BEST 100

「RICOH Portable Monitor 150BW/150」
「RICOH Light Monitor 150BW/150」

リモートワークやオンライン会議等、オフィス以外でのワークスタイル需要の高まりに合わせて、ポータブルモニターという製品のカテゴリーも充実してきた。本製品はその中でも断トツに薄く軽いが、高く評価されたのは緻密にデザインされた使い勝手の部分である。一見華奢に見えるスタンドはしっかりとした剛性感をもって、手描きで使用する際にも非常に安定している。煩わしいケーブル類のマネージメント方法、コネクターの位置等も、実際の使用状況を考え抜いた跡が感じられる。PinPでスマホの画面が表示できるのも嬉しい機能である。

「RICOH Meeting 360 V1」

同社の得意とする360°カメラとオンライン会議の親和性に着目したユニークで合理的なソリューションである。通常、会議室に集まったメンバーとリモート参加者との間にはどうしても場の雰囲気の共有に課題が残る。会議室の全景と発話者のクローズアップを組み合わせた画面UIで、遠隔地と一体感のあるコミュニケーションを手軽に実現出来る点は、360°カメラ採用による恩恵である。会議中に操作するキー類を垂直方向にして画面がぶれるのを防いだり、デスクの両方向からの操作を可能にする配慮など、プロダクトとしても完成度の高さを感じる。

「RICOH IM C6010/C5510/C4510/C3510/C3010/C2510」

この製品は再生プラスチック率が50%と非常に高いことが特徴だ。他社の事例を見ると20%から30%程度のところが多く、その中で再生率を5割まで引き上げたサーキュラーエコノミーへの努力は素晴らしい。ますますのサステナブルな製品の実現を応援したい。

「RICOH Auto Color Adjuster」

制御が難しい色調整が熟練者の経験に頼る作業で行われてきたことを問題とし、誰もが数値制御できる製品の開発という課題がデジタル技術を使うことで解決されている。結果、熟練者の確保や教育の問題が解決されただけでなく、印刷の品質向上やネットワークによる様々な機種の一括コントロールなどの効率化も実現している。装置本体を控えめな存在感として、あえて手を加えない矩形筐体に収める割り切った考え方にも共感できる。

「RICOH fi-8040」

電子化が必要な書類が増える昨今、紙サイズや厚みの違いなど様々な原稿を同時に素早くスキャンしたい。そんな難しい要望を低価格で実現したところが評価された。タッチパネルのインターフェイスも直感的で分かりやすい。給紙トレイ・排紙トレイの可動パーツ類もしっかりとした作りで全体に安心感のある製品となった。デザインも多くの人が使う商品として堅実にまとまっている。

「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」

モノクローム撮影専用のイメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ。ファンイベントでの機器提案がきっかけで、製品化を実現したことには敬意を表したい。UIメニューの配色やPENTAXロゴのグレー化、モノトーンのSRバッジなど細かいところに配慮がなされているところも好感がもてる。PENTAXのデジタル一眼レフカメラとしてニッチな市場に切り込んでおり、これからの方向性が示されている。

「smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic」

往年のフィルムカメラの価値が見直されているというニュースを目にする中で、このレンズはClassicというネーミングが語るように、銀塩カメラならではの特性を現代のカメラに生かしている。フレアやゴーストなどネガティブな要素を味わいのある描写としての価値に変えるという着眼点が面白い。Kマウントカメラ以外のユーザーにもアダプター装着によって使われることに繋がり、レンズマウントの縛りを超える試みとしても期待できる。シンプルで精緻感のあるグラフィックとマット塗装のマッチングも良い。

関連情報

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

GOOD DESIGN

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| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。

“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

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