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リコーの固体型色素増感太陽電池「RICOH EH DSSCシリーズ」の包装箱が「2020日本パッケージングコンテスト 工業包装部門賞」受賞

~ガラス素材の包装箱でありながら、空隙の最小化と緩衝材の内包を不要とし、省資源化を実現~

2020年10月9日
株式会社リコー

株式会社リコーは、公益社団法人日本包装技術協会(以下、日本包装技術協会)が主催する「2020日本パッケージングコンテスト」において、当社およびSBSリコーロジスティクス株式会社(社長執行役員:若松 勝久)、株式会社サンエコー(代表取締役:本橋 敏明)が共同で開発した「色素増感太陽電池(ガラス素材)の包装箱」が包装部門賞の「工業包装部門賞」を受賞したことをお知らせします。包装部門賞は、包装合理化・改善等に著しく貢献したパッケージに与えられる部門賞です。

  • 「工業包装部門賞」を受賞した
    「RICOH EH DSSC シリーズ」の包装箱
  • 「工業包装部門賞」を受賞した
    「RICOH EH DSSC シリーズ」の包装箱
  • RICOH EH DSSC1719
     
  • RICOH EH DSSC5284(左)、
    RICOH EH DSSC2832(右)

このコンテストは、優れたパッケージとその技術を開発・普及することを目的として1967年から開催され、下記の審査基準に基づき、専門家によって包装の最高峰と優秀群が選定されます。42回目となる今年は、398件の応募の中からジャパンスター賞、包装技術賞、包装部門賞が選ばれました。

審査基準、審査員の評価、包装箱の主な特徴については下記の通りです。

審査基準

  1. 適正包装、
  2. 環境適合性、
  3. 保護・保全性、
  4. 経済性、
  5. 情報性、
  6. 安全性、
  7. 機能性、
  8. 創造性、
  9. 製造流通適性、
  10. アクセシブルデザイン性、
  11. 視覚効果

審査員の評価

板状ガラス素材の製品の包装で、より省資源で作業・輸送・保管効率が高く、意匠性にも優れた梱包箱の開発に取り組んだ。この結果シンプルな構造で箱内の空隙の最小化と緩衝材の内包を不要とし、上積み保管が可能、また封緘テープを使わずワンタッチで蓋を閉じることが可能で、3種類の製品サイズに対し、適切な入数とすることで、持ち運びが容易な包装とした。

包装箱の主な特徴

このたび包装部門賞を受賞した「色素増感太陽電池(ガラス素材)の包装箱」は、世界で初めて市販化された完全固体型の色素増感太陽電池(DSSC:Dye-Sensitized Solar Cell)用包装箱として、大きく5つの設計工夫が施されています。

  1. 箱に窓枠を設け、内包製品のラベルによる識別を行い、箱の印刷種類を抑えて包装在庫管理の効率化及び、印刷の切り替えに伴う環境負荷の低減を図った。
  2. 蓋部分の緩衝用凸起及び、緩衝用のくさび形状とすることで、緩衝部材を内包せず省資源化を図った。
  3. 左右にある蓋部を起立させることによってワンタッチで蓋を閉じることが可能となり、作業効率を向上させた。
  4. 箱上下の面にケイ線を入れることでそれぞれの面を平面に近づけて積み上げを可能にし、省スペースによる保管時の効率化を図った。
  5. 蓋部に緩やかな曲線を設け、反発による蓋の閉まり力を得ながらロック用の穴で蓋を止め、異材質のテープ止めを廃止した。

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2020年3月期リコーグループ連結売上高は2兆85億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく”をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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