お知らせ
株式会社リコーは、「2020年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、リコー発のスタートアップ企業ベクノス発足後の第一弾製品である超スリム・ペン型全天球カメラ「IQUI(イクイ)」が「2020年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞したことをお知らせします。また、不動産物件や教育施設などをオンラインで紹介するバーチャルツアーを手軽に作成できるクラウドサービス「THETA 360.biz」が「2020年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
「グッドデザイン賞」は、デザインの使いやすさ、課題解決、社会への貢献、新たな価値提案など複数の評価基準をもとに審査され、選定されます。また、その年のすべての受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性など総合的に優れているとして高い評価を受けた100点が「グッドデザイン・ベスト100」に選定されます。IQUIは、今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして、数千点の応募の中からベスト100に選ばれました。
「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれた商品は、グッドデザイン大賞・グッドデザイン金賞・グッドデザインフォーカス賞の候補となり、10月8日に実施される特別審査会にて審査・選定されます(結果は10月30日に発表されます)。
受賞理由と審査員の評価は下記の通りです。
製品名:「IQUI」
360度カメラでありながら、これまでにない軽量小型のペンサイズ相当に収められたのは開発者の並々ならぬ情熱と執念の上に実現できたのではないかと想像される。
「小型」を追求する際に求められる丁寧なものづくりはもちろん、収納ケースも本体を取り出す際に蓋の開閉と連動して少しだけ本体が起き上がり、取り出しやすくする構造なども本体の小型化ゆえに配慮された使いやすさのこだわりであり、手を抜かないパッケージ全体の完成度の高さに感動を覚えた。
また撮った映像に関しても、今までは少々データ自体が特殊なので活用方法が難しいと感じる部分もあったが、アプリ側の自動編集機能でSNSなどに上げやすくするといったところも高く評価された。IQUIが生み出す360°カメラの新たな体験によって、ユーザーの新しい表現に貢献し、結果としてマーケットの開拓・拡大の可能性を生み出すものと大いに期待したい。
サービス名:「THETA 360.biz」
THETAというデバイスそのものではなく、BtoB向け360°VRコンテンツを制作・公開するクラウドツールとしての応募であるが、VRはまだまだ市場として未成熟ななかで、不動産等のアナログな分野を中心に、ビジネスとして着実に積み上げてきている点が評価された。いわゆる製造業がビジネスモデルを構築し、その市場を育んでいく事例として他社の参考にもなるのではないか。
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン・ベスト100は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性など総合的に優れているとして高い評価を受けた100点です。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインであり、今年度グッドデザイン大賞候補(ファイナリスト)をはじめとする特別賞各賞がグッドデザイン・ベスト100の中から決定し10月30日に発表されます。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2020年3月期リコーグループ連結売上高は2兆85億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく”をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。