お知らせ
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則、以下リコー)は、3Dプリンターの開発設計・製造・販売を行う京都の工作機メーカー、エス.ラボ株式会社(代表取締役:柚山 精一、以下エス.ラボ)に資本出資し、3Dプリンターの販売に関する業務提携契約を締結いたしました。
これにより、リコーの国内販売会社であるリコージャパン株式会社は、エス.ラボが独自開発し、8月1日に新発売するペレット溶解積層方式3Dプリンター「GEMシリーズ」4機種を販売します。
エス.ラボが独自開発したペレット溶解積層方式3Dプリンターは、樹脂成型用ペレット(顆粒状の材料)を3Dプリンターの造形材料として直接使用できるもので、従来の熱溶解積層方式3Dプリンターでは難しかった大型サイズの造形を、高速かつ低コストで実現します。また、造形材料をフィラメント化(3D造形のために熱溶解し糸状にすること)する必要がないことから従来では造形することが出来なかった、硬質な材料や軟質な材料の造形をすることも可能です。
今回新発売する「GEMシリーズ」は、一時間当たり5,000cc*1という圧倒的な吐出量で高速造形が可能で、車のバンパーのような大型部品の少量生産が可能です。また材料の自由度が大きく、ユーザー自身による材料開発が可能となっています。
リコーは2014年に、3Dプリンターの販売・サポート、および造形サービスを中心としたアディティブ・マニュファクチャリング事業(AM事業)に参入しました。近年、製造業において短期間での製品開発プロセスが求められるなか、3Dプリンターは、設計データから手軽に試作品を造形し、時間とコストの節約に貢献できるとして、ものづくりの現場においてその活用が広がっています。リコーグループでは、20年以上にわたり設計業務で3Dプリンターを活用してきた実績に加え、試作や金型加工などの数々の技術を有しています。
エス.ラボの持つ常識にとらわれない革新的な技術とリコーの長年にわたる実績と幅広い技術、リコージャパンの全国にまたがる販売網を融合し、お客様のものづくりの現場における技術革新を支援することで、製造プロセスを革新する新たなイノベーションを創造します。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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