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お知らせ

作業支援カメラシステム「RICOH SC-10シリーズ」に新機能を追加

~似たような色の部品でも質感の違いにより識別が可能に~

2017年10月2日
リコーインダストリアルソリューションズ株式会社

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社は、作業支援カメラシステム「RICOH SC-10シリーズ」(2016年4月発売)のファームウェアを更新し、新たな機能を追加します。

「RICOH SC-10シリーズ」は、手作業による部品などの組み立て作業が正しく行われているかどうかを判定するシステムです。画像認識技術の活用による自動チェックにより作業ミスを防ぐことが可能となり、さまざまな作業現場でご好評をいただいています。

今回新たに、質感チェック機能を搭載し、色の違いの識別だけではなく、質感の違いも識別できるようになりました。また、個別のセンサー制御機能の追加によるさまざまな撮影条件への対応や、外部機器との連携を容易にしたワンショット出力への対応、効率的な作業を可能にする作業計画機能への対応などを実現しています。

  • 標準モデル RICOH SC-10A
  • 高倍率モデル RICOH SC-10A(H)

RICOH SC-10シリーズの主な特徴

「RICOH SC-10シリーズ」は、画像認識により部品の間違いや不足、組み立て状況を作業途中に自動でチェックします。あらかじめ登録した正しい作業手順をモニターに表示し、カメラで撮影した作業結果が一致しないと次の工程に進めないため、作業ミスを防ぎ、配膳作業やダブルチェックといった付帯作業を削減できます。部品のシリアルナンバーや作業時間などの実績や作業結果の画像も記録することができるため、作業分析やトレーサビリティにも活用でき、作業の効率化と品質向上をサポートします。

新たに追加した主な機能

1.似たような色の部品でも質感の違いにより識別が可能(質感チェック機能)

色の違いの識別だけでなく、質感の違いも識別したいというニーズに対応するため、表面の粗密を検出して部品をチェックすることができるようになりました。これにより、自動車のシート組立て時に使用する素材などの表面の粗密を検出して部品をチェックすることで作業ミスを防ぐことが可能になりました。

2.さまざまな撮影条件での活用に対応(センサー制御機能)

露光やホワイトバランスなどをマニュアルで制御できる個別のセンサー制御(撮像画質制御)機能を追加しました。詳細なマニュアル設定が可能となり、さまざまな撮影条件での活用に対応できます。

3.外部機器との連携が容易に(外部I/Oのワンショット出力機能)

前後の作業工程にある機器と動作を制御し合い、複雑な工程を組むための外部機器との接続機能を強化し、ワンショット出力に対応しました。これにより、PLCでの出力判定用のプログラム作成が容易になります。

4.CSVファイルでの作業切替えに対応(作業計画機能)

従来のファームウェアでは、複数の作業フロー(一連の作業)に対応する場合は、フローごとに人手で切り替える必要がありました。今回の更新により、作業フローは、CSVファイルで指定された順番に自動的に切り替わるため、生産計画を取り込み、効率的に作業ができるようになりました。

今後も、当社は「RICOH SC-10シリーズ」を長く安心してお使いいただけるよう、お客さまのご要望を取り入れながら性能向上を図ってまいります。

本製品に関するお客様からのお問い合わせ先

リコージャパン株式会社 
新規事業本部 産業ソリューションセンター
050-3534-0791(代表)

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています。(2017年3月期リコーグループ連結売上は2兆288億円)。

創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会にむけて積極的な取り組みを行っています。

EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

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