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お知らせ

累計約7万枚の写真が持ち主のもとに ~被災した写真をデジタル化してお返しするセーブ・ザ・メモリー プロジェクト~

2014年3月10日
株式会社リコー

株式会社リコーは、東日本大震災の復興支援活動として、被災者の皆さまに津波で失われた写真を取り戻していただけるよう、セーブ・ザ・メモリー プロジェクトを2011年8月から進めてきました。これは、被災地で見つかり、地方自治体や多くのボランティアの方々の努力で回収・洗浄された貴重な写真を、複合機でデジタル化してクラウド上に保管することで、写真を検索しやすくご提供する活動です。自治体の写真センターではパソコン上で検索いただき、見つかった写真を持ち主に原本と共にそのデータをお渡ししてきました。5カ所の写真センターでデジタル化した写真枚数は、合計で40万枚を超え、このうち約7万枚の写真を被災者の皆様にお返しすることができました。

活 動 地 域 : 岩手県陸前高田市、 宮城県南三陸町、女川町(*)、亘理町(*)、福島県南相馬市
( * 印の2カ所の写真センターは現在も稼動中)
デジタル化写真枚数 : 計 418,721枚
お返しできた写真枚数 : 計 69,619枚 (2014年3月4日現在)
5カ所の写真センターの平均16.6% (もっとも多くお返しできたセンターでは37.4%)

震災後、リコーグループとして継続的に被災地の支援を行っていくために何ができるかと考えたとき、グループのリソースやノウハウを活かせること、自治体の方々と連携をしながら推進できること等々から、本活動を推進してきました。グループ各社がそれぞれの得意分野を活かしながら、また社員が業務の合間に活動をできるよう複数事業所の空きスペースに洗浄やデジタル化の作業スペースを設けることで、グループ17社から延べ518名の社員ボランティアも参加しています。

支援の形態も、この3年間の中で、各自治体の状況等にもより柔軟に検討してきました。2012年5月からは自治体の復興の取り組みとして住民サービスを継続的に行えるよう、デジタル化と写真センターの運営に必要なハードウェア、ストレージサービス、人的サポートなどをパッケージ化し、自治体とリコー双方が責任を持って、安定的・継続的なサービスを提供するという支援も行ってきました。現在も、宮城県女川町、亘理町の2カ所の写真センターで継続的にセーブ・ザ・メモリー検索システムをご利用いただいています。

この他、リコーはさまざまな地域経済の復興を目指した支援活動を実施してきています。2012年度からは、現地で活躍しているNPOの協力を仰ぎながら、新入社員研修の一環として、約200名が2班に分かれて各5日間、宮城県南三陸町で町の基幹産業である漁業の復興支援活動に携わっています。これらの活動を通じて、産業の再建が前進するようにと願うと共に、社員が社会的課題に対する意識を高め、持続可能な社会の発展に貢献できる人材に成長することに期待しています。本新入社員研修は来年度も継続して実施いたします。




| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1,956億円・国際会計基準)。
人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。
想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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