インドにおいて教育支援プログラムを展開 ～学びのためのネットワーク構築支援～

２０１１年１１月３０日
株式会社リコー

　株式会社リコーは、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと協働し、インドの販売会社Ricoh India Limitedと現地セーブ・ザ・チルドレン・インドとの連携のもと、インド農村地域において今年度から｢教育支援プログラム｣を進めています。その一環として、インドの南東部に位置するアンドラ・プラデシュ州メダック県の行政機関である教育局、および、地域の学校に、教育現場で活用するデジタル印刷機を10台寄贈しています。本活動では、10月29日、現地の関係者をお招きして同教育局において記念式典を行いました。

　本プログラムは、社会貢献にマーケティングの視点を加えた新しいタイプの活動です。寄贈したデジタル印刷機を、教材や地域のお知らせなどの印刷に活用していただくことで、教育環境の改善に寄与すると同時に、インド農村部の教育現場での印刷ニーズを把握し、新興国における市場開拓に活かしていくことも視野に入れています。リコーは、このように、社会貢献とマーケティング活動を融合させることで、中長期的な視点に立った継続的な社会貢献に繋がっていくものと考えています。

県教育局長(右)への寄贈証書贈呈

寄贈したデジタル印刷機(DX2430)

　今後は、地域の拠点となる寄贈先の学校を中心に、メダック県ハスヌーラ郡の63校を対象とした学校運営委員会の強化研修や子ども会の設立など、学習環境を向上させるための支援活動も継続的に行っていきます。本プログラムは、3年間の継続を予定しており、デジタル印刷機の活用を通じて、地域コミュニティが自立的に教育環境の改善に取り組めるように支援するものです。そして、さらなる教育の質の向上や一人でも多くの子どもが学校に継続的に通えるようになることを目指しています。

関連情報

• リコーのインド教育支援プログラムについて
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