お知らせ
世界初の「4ドラムタンデム方式
デジタルカラーレーザー電子写真システム」の開発
2010年9月30日
株式会社リコー
受賞の額と記念のメダルを手に、
IS&T President Dr. Rita Hofmannと共に
国際画像学会のNIP26/DF2010国際会議
(テキサス州オースチン)にて
受賞の額と記念のメダル
<世界初の挑戦:4ドラムタンデム方式の開発>
電子写真方式のデジタルカラー複写機は1980年代後半から各社が製品化に向けた開発を行いました。当時の「1ドラム4サイクル方式」は、カラー画像を形成するのに、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)を4回の作像を順に繰り返して1枚のコピーを作成していたため、白黒複写機と比べて単純に4倍の時間がかかり極めて低速でした。リコーが開発した「4ドラムタンデム方式」は、4つのドラムで一度に処理することで約4倍の高速印刷を実現するものでした。このエンジンを採用したリコーのデジタルカラー複写機「ARTAGE 8000」(1990年に発売)は当時のカラー複写機で世界最高速となる毎分15枚(A4)を実現しています。この成果は、1991年のIS&Tの年次大会NIP7で報告され、リコーの技術力の高さは世界の注目を集めました。