リコーは、「持続可能な開発のための世界経済人会議(The World Business Council for Sustainable Development:WBCSD)」が主導しているエコ・パテントコモンズに参加し、リコーが持つ特許1件を開放しました。同特許は、複写機、プリンター、ファクスなどさまざまな画像機器に使用される着脱式のカートリッジの使用回数をカウントし、使用回数期限を超過した場合にユーザーに警告を発するというもので、カートリッジを安全に再利用することに貢献します。
エコ・パテントコモンズは、WBCSDとIBM、ノキア、ピツニーボウズ、ソニーらにより設立され、環境技術に関連する開放された特許のリストを管理しています。個人や企業は、誰でもこのリストの特許に自由にアクセスし、活用することができます。エコ・パテントコモンズは、WBCSDが主催する専用のWebサイト(
http://www.wbcsd.org/web/epc)でこの特許のリストを公開しています。現在、ボッシュ、デュポン、IBM、ノキア、ピツニーボウズ、リコー、ソニー、大成建設、ゼロックスといった世界的な企業9社がエコ・パテントコモンズに参加しており、100件近くの特許が開放されています。