何回目だろう。昨年韓国岳に行こうとしたら直前に新燃岳が噴火して行けなくなった。
今回は? そう思いながら何ヶ月か待った。
天気予報は悪いが、入山規制されていないので行くしか無い。
そう思って出発したが、意外にも天気が良くて上空から佐田岬半島を見ながら九州に入り、鹿児島空港では霧島連山が見えている。
天気が良いなら山頂でコーヒーを沸かして飲みたい。
少し遠回りになるが、まずは空港から10kmのニフコ隼人店にガスカートリッジを探しに行って購入する。
飛行機での山行はガスカートリッジを持って行けないので現地調達が必要になってしまうが、売っている店の情報が予め入手できないことが多くて、いつも探すのには苦労してしまう。
9月27日(金) 曇り一時雨
大浪池登山口11:35-大浪池分岐12:05-韓国岳避難小屋12:45-韓国岳13:35/14:00-韓国岳避難小屋14:30-大浪池分岐15:20-大浪池登山口15:40
登山口に向かうと期待は裏切られてしまう。
多少の青空が見えるものの曇り、さっきまでの晴れはどこに行ってしまったのだろうか?
登山口を出て、しばらくはしっかりとした道がついている。
大浪池まではルートが良いが、登るにつれてドンドン天気が悪くなってくる。
まあ出発前の天気予報は曇りから雨だったので仕方が無い。
噴火しなかったのだから良しとしなければいけないが、この山にはとことん嫌われているのかもしれない。
大浪池に着くがガスで池は全く見えない。
本当なら真っ青な池が足下に見えるはずなのだが景色が無い。
右回りで池を回ることにしていたので、左のルートを取って山頂に向かう。
途中で池がちらっと見えるがすぐにガスに隠れてしまう。
途中から下り出したので心配になって確認するがルートは間違っていない。
しばらくするとえびの高原からのルートとの分岐となり一安心する。
少し進むと避難小屋があり、山頂に向かうルートと分岐する。
今日は一人と言うことと天気が今一と言うこともあって、休憩を取らず登っている。
分岐を過ぎると急登が始まる。
木の階段が整備されていて、足元はしっかりしているのだが、一歩ずつの段差が大きい所があり結構辛い。
200m毎くらいに看板があるので、あとどのくらいかわかるのはありがたい。
えびの高原からまっすぐ登ってくるルートに合流する。
山頂までまだあるのかと思っていたが、見上げるとすぐそこに山頂標識が見える。
でも天気が悪くて景色が全く無いのが残念である。
山頂に着いたが雨はまだ降っていない。
ガスでビシャビシャではあるが、ガスカートリッジを買ったのでコーヒーを沸かして昼食タイムとする。
あまり長居すると雨に捕まるかもしれない。
そう思って早々に引き上げて下山を開始する。
下山はやっぱり早い。
急だけど足元がしっかりしているのでドンドン下れてしまう。
韓国岳避難小屋分岐に着いた頃には、雨が結構降って来てしまったので、カッパを着ることになってしまう。
カッパを着るために避難小屋に立ち寄らせてもらったが、ログで組まれたきれいな小屋で中にガスが置いてあった。
大浪池は右回りと決めて来たので、避難小屋の前から正面のルートを進む。
しばらく登りが続く。
ん? 下らなくて良かったのだろうか?
何回か崖の上に出て池が見えないか確認するが、やはり全く見えない。
岩場に出て下り出すと分岐となる。
分岐を登山口に向かって下り出すとなんと青空が少し見える。
でも雨は降っている。
登山口に着くと残っている車は数台。
えびの高原まで車で行って見ると、硫黄山の火山活動の影響でその先の道は通行止めとなっていた。
霧島連山が縦走できる日はくるのだろうか?
今日はこのまま鹿屋の友人と呑む約束をしているので鹿屋に向かうが、明日時間があれば龍馬が入った塩浸温泉に寄ってから帰ろうと思っている。
桜島も寄りたいし、たまには観光もしてみたい。
記録:澤田