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2018年08月17日:旭岳

参加者:澤田


前日の十勝岳

5日目は十勝岳の予定であったが、あまりにも天気が悪いのでキャンセルして1日休養日とした。
4日目の夜は旭川のビジネスホテルが取れて旭川泊となった。
ホテルで名物を聞くと新子焼は食べたことがあるかと聞かれ、お勧めの店に行ってみるとなかなか良かった。
たまには街に泊って休養をとるのも良いなぁ...

5日目、いつも通り早起きをしてしまったので、次回の為に十勝岳の登山口を見に行くことにした。
この天気の中何人か山に入ったようで、車が止まっていた。
次の日に十勝岳で単独登山者が遭難したニュースをやっていた。
悪天での無理は禁物である。

雨なのでやることもなく、美瑛をうろうろして終わってしまった。
寒くてコンビニではストーブを焚いている。車の温度計は15℃を表示している。寒いわけだ...

08月17日(金) 雨上部で雪
 姿見6:45-七合目7:35-旭岳8:25-姿見9:40

6日目は旭岳。
朝起きると冷たい雨が降っていた。

6:30のロープウェーに向けて車で駅に向かっていると山が薄っすらと白い。まさか8月なのに雪なのか?
ロープウェー駅に着くとTVクルーが来ていた。
「初冠雪を撮りに来たのですか?」
「そうです」
「やっぱり雪なのですね」

6:30のロープウェーに乗って姿見へ向かう。
風がこれ以上強くなると運休すると言われたが、ダメなら歩いて下るしかない。

寒いのでガッチリ着込んできた。汗をかかないくらいのペースで歩かないと下りで汗が冷えて寒くなってしまう。

旭岳は雲の中 姿見の池 姿見に池の先には噴煙が上がっている

風が強く6合目辺りでザックカバーが飛んでしまった。フックを付けていたので無くさずに済んだが、ここからはカバー無しで登らないとまた飛ばしてしまいそうな風である。
7合目を過ぎた辺りから雪がまばらに出始める。
8合目辺りからは雨が雪に変わってきた。
景色は残念ながらなく、ガスの中である。

山肌に雪が見える 七合目 七合目辺りから雪がチラホラ

9合目を越えると雪を踏みしめて歩くようになってきた。
まだ8月なのに…

九合目

山頂に出た。
広めの平らな山頂に、ポツンと旭岳山頂の標識が立っている。
先を歩いていた登山者が居ないので、トムラウシ方面に向かったのだろうか?
寒くて風が強いので、さっさと下山することにする。

旭岳山頂 山頂はガスの中 登山道はすっかり雪の中

9合目に下りるまでに、縦走する2パーティーとすれ違う。
この風の中、どこまで行けるのだろうか?

下りは早い。
8、7、6とどんどん標識が近づいてくる。
この雪の中、短パンの外国人が登って行く。「雪降っているよ」と声をかけたが笑っていた。

ガスの中から抜け出す 姿見の池の避難小屋 ロープウェー駅が近づく 姿見駅到着

あっという間に姿見駅に到着した。

しかし、が~ん! ロープウェー運休中の看板が出ている。
とりあえず状況を聞いたが、昨日も何度も止まったとのこと。
4合目付近に親子の熊がたびたび出没しているので、歩いて下るのはあまりお勧め出来ないと言われてしまう。
どんなに遅くとも昼にはここを出ないと帰りのフェリーに間に合わなくなってしまう。
でもまあしばらく様子を見るしかない。
売店でコーヒーを買ってストーブで温まっていると、縦走に行った2パーティーが引き返してきた。
山頂から少し下ったが、風が強くて前に進めなかったそうである。

10:30まで待ってダメなら歩くしかない。
そう思って待っていると、10:30の便が出るとのアナウンスがある。
これで帰れる。
それにしても8月に雪に合うなんて!
やはり北海道は北国だった。

夜には苫小牧でフェリーに乗って、明日は青春18キップで東京に戻る。
長い移動の旅がまた始まる。

苫小牧フェリーターミナル 八戸へ

記録:澤田