株主優待(オンライン説明会)

株主の皆様へ当社の事業内容や企業活動のご理解を深めていただくことを⽬的に、株主様向けオンライン説明会を実施しています。

ご対象

単元100株以上の株主様(基準⽇:2024年9⽉末)

ご案内時期

12⽉初旬に発送する株主通信 RICOH REPORT(冬号)の中でご案内します。

  • 応募者数が多い場合は抽選となることがあります。

2024年度 株主様向け企画 リコーのデジタルサービス説明会
リコーのデジタルサービスの勝ち筋

開催日 2025年1⽉
ご参加⼈数 約30名
開催時間 1時間10分

株主様アンケートに「リコーのデジタルサービス、どんなことをしているの?」、「他のIT企業と何が違うの?」「今後の成⻑性がよくわからない。」などのお声をいただいております。そこで、デジタルサービスに関する株主様のなぜ?なに?にお答えしたく、デジタルサービス説明会を実施しました。
当日の詳しい説明内容については、下記のプレゼンテーション資料をご参照ください。

説明会の主な内容

デジタルサービスの会社に向けて

リコーは2020年に、デジタルサービスの会社に変わることを宣⾔、なぜデジタルサービスの会社へ変わろうとしているのか、その理由と背景とリコーのデジタルサービスとは何かをご説明

はたらく環境や、はたらく⼈の意識が変化、変化はビジネスチャンス

世の中の変化
  • はたらく環境
    オフィス→あらゆる働く場所
  • はたらく⼈
    経済的→プラス「充⾜感・達成感」
お客様の課題・関⼼事
  • デジタル・トランスフォーメーション(DX)
  • セキュリティ対策
  • リモートワーク
  • ⼈⼿不⾜
  • ワークライフバランス
リコーが実現すること
  • デジタルで働く場所を最適化
  • デジタルの⼒で業務効率化 創造⼒の発揮を支援
  • 安⼼・安全なIT環境
  • ⽣産性向上
  • 働きやすさ・働きがい

リコーのデジタルサービスの特徴(中⼩・中堅企業のデジタル化を提案・導⼊から保守・サポートまで全⾯的に⽀援)

組み合わせ提案
IT機器・ITインフラ・業務⽤ソフトウエア等

リコーグループの製品・サービス
×
パートナー企業*の製品・サービス

調達・カスタマイズ
  • 自社だけでなく、パートナー企業の製品・サービスも調達
  • お客様の課題に合わせて、必要なカスタマイズも
保守・サポート
  • お客様の社内に、デジタル化を推進できるIT部門やスタッフがいない場合も、リコーがIT環境の構築・運用をサポート
  • *
    PC・サーバーメーカー、ソフトウエア、クラウドサービスなどのIT企業

デジタルサービスの勝ち筋(リコーの強み)

リコーがデジタルサービスの会社として、どうやって勝ち抜いていくのかをご説明

  • リコーはこれまで、プリンティングビジネスを通して、世界中の多くのお客様からの信頼を獲得
  • また、世界中の販売網や技術、ノウハウなども蓄積
  • これらを最⼤限に活⽤し、またデジタルサービスに必要な要素を加え、強化していくことで、デジタルサービスの拡⼤を図る

リコーの、他社との競争優位性の源となる、3つの強み

強み① 顧客基盤
  • 世界140万社のお客様との信頼関係
  • 業種・業務の深い知識
強み② 顧客接点
  • グローバルで均質なサービスを提供する能⼒
強み③ 知的財産
  • 独⾃のハードウェアとソフトウェア

強みを活かした商材・サービス

リコーの強みを活⽤した商材・サービスを複数ご説明

スクラムシリーズ
業種・業務ごとの独⾃の課題を解決するパッケージで、中⼩・中堅企業のデジタル化を⽀援

中⼩・中堅企業の現状
  • 避けて通れないデジタル化の波
  • 業務の効率化・⾃動化に⾼いニーズ
モデル・パッケージ総数:200超

パッケージ例:テレワークまるごとパック

  • PC
    ⾼セキュリティPC
  • モバイルルーター
    どこからでもネットにつながる通信環境
  • クラウドサービス
    社外からもアクセス可能な業務システム
シリーズ累計販売本数
40万本を突破
  • 2023年度
    スクラムシリーズ売上⾼ 1,429億円
    前年⽐ 133%

DocuWare
紙の情報を業務システムまで⾃動連携、AI導⼊で機能強化

  • M&Aで獲得。natif.aiのAI画像認識技術の獲得で機能強化
  • ヨーロッパを中⼼に好評。グローバルに展開し顧客増を⽬指す
  • 2024年2⽉ 顧客数(累計)18,690
  • 状態の悪い⽂書
  • ⼿書き⽂書
  • 画像データ化
  • AIで読み取り
  • システム連携

お客様のAI活⽤⽀援
お客様に寄り添い、お客様が「使える・使いこなせるAI」

AI導⼊の課題

  • 活⽤⽅法が不明瞭
  • 社内の理解や⼈材不⾜

お客様に最適なAIソリューションの構築・提供

  • リコーの社内実践からもご提供
  • 伴⾛サービスでAIの使いこなしをサポート

お客様導⼊事例

リコーの強みを活かした商材・サービスを導⼊した国内・海外のお客様事例をご説明

国内事例(ソフトウエア⼀括導⼊)
各⼯程のデータを連携し全体の効率化、IT補助⾦により、導⼊コスト削減

海外事例(世界中の会議システムの⼀括管理)
Cenero社の持つ強みやノウハウと、リコーのグローバル顧客接点⼒・提案⼒を活かし、⼀括サポートを実現

Cenero社

  • Cenero社は⽶州を中⼼にオーディオビジュアル技術に特化した最適なハイブリッドワーク環境の構築と運⽤を⽀援を実現するプロフェッショナル集団

導⼊後

  • 14か国 200以上の会議室を⼀括で管理
  • 技術的な問合せやシステム保守をグローバルに⼀括でサポート
  • 会議システム管理に関する業務負荷とコストを軽減

株主様からのご質問と回答 (⼀部抜粋)

質問 デジタルサービスにおいても、激しい競争があるのか。競合はどこかになるのか。
回答 複合機ほどの競争状況にはない。
リコーのデジタルサービスの多くは中⼩企業がターゲットとなり、複合機の競合他社や各種ソフトウエアを展開している各社、ITベンダーが、当社ほどの体制を持ち、お客様に寄り添えているわけではないので、該当する競合はないと考えている。また、ソフトウエア各社やITベンダーは、競合ではなく、リコーのビジネスパートナーである。
質問 デジタルサービス⼈材の確保/育成や、特に⼈材を繋ぎ⽌めるための環境作りはどのようにしているか。
回答 リコージャパンでは、⼈材の確保・従業員⼀⼈⼀⼈のスキルアップを経営課題と捉えている。⼈事制度を改⾰するとともに、従業員が⾃律的にキャリア形成を描き成⻑していくことを後押しすることで、⼈材確保・育成を強化している。
質問 複合機のセールスやサーポートの⼈材が、お客様の課題を解決するデジタルサービス⼈材になれるのか。
⽬標としているデジタル⼈材 2025年度4,000⼈は、デジタルサービス売上⾼⽐率60%超を達成するリソースとして⼗分なのか。
回答 お客様の業種や業務を知り尽くした複合機のセールスやサポートが、お客様の困りごとの仮説を⽴て、検証をしながらパッケージ化したスクラムシリーズを導⼊し困りごとを解決している。
また、⽬標としているデジタル⼈材 2025年度4,000⼈は、デジタルサービス売上⾼⽐率60%超を達成するリソースとして当⾯は⼗分と捉えており、リスキリングの強化と⼈事制度改⾰の両輪で実現していく。
質問 DocuWare(ドキュウェア)の⽇本での導⼊はどのような状況か。
スキャンスナップとの連携機能などはあるか
回答 DocuWare(ドキュウェア)はドイツ発のソフトウエアで、⾔語展開を始め、売上が上がってきたところでこれからという状況である。
PFUのスキャンスナップとの連携も始めており2024年10⽉に「あんしんエビデンス管理(DocuWare Cloud)」をリリースした。今後も積極的に展開していく。
質問 ITサービスにおいて、各地域の顧客接点での強みは⼗分に理解できるが、その上でメーカーリコーの役割は何か。
回答 お客様に近いところでサービスを創り上げる際にも、インプットする機器とアウトプットする機器を重視している。必要なプログラムの機器搭載や、各地域と連携し他の地域のお客様へ⽔平展開する役割を担っている。

株主様からの評価、ご感想・ご意⾒

企画内容の評価

参加者全体の約44%の⽅が、説明会後の「デジタルサービスの会社」への変⾰への期待度が向上。
本説明会の内容について、89%の⽅が理解できたとの回答を得ました。

企画のご感想・ご意⾒(⼀部抜粋)

  • 今まで「デジタルサービスの会社」と聞いてもイメージが湧きにくかったが、本説明会に参加して、やっとイメージできた。
  • 直販サービスの強みを⽣かした中⼩企業をターゲットにした成⻑戦略には伸びしろが感じられる。
  • Q&Aでの回答から理解が⾼まった。
  • 現状、リコーがデジタルサービスの会社に変⾰されたとは思えない。具体的なサービス、それを営業する⼈材など、まだまだ途上と感じた。
  • ターゲットとしている顧客像やそのニーズについてはなんとなく理解できたが、それが複合機・プリンターを上回る売上規模になるのか?など分からない部分がある。
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