冬山シーズン到来、でもどの山も雪不足。
今年最後の山行は、雪の条件が良さそうな谷川岳に行くことにした。
関越道を水上ICで下りると0℃を切っている。
ロープウェー駅に着くと立派な立体駐車場が建っていた。
駐車場の車は少なく内は暗いので、朝までぐっすり休むことができた。
駐車場代1,000円は、朝になって徴収の方が回って来た。
トイレもあるし更衣室もある、流石にスキー場の駐車場は快適です。
12月21日(土) ガスのち晴れ
天神平9:00―熊穴沢避難小屋9:40―分岐11:10―トマの耳11:20―オキの耳11:40/12:15―熊穴沢避難小屋13:00―天神平13:45
ロープウェーの始発は8:30。
支度をして6Fのチケットカウンターに上がって行ったがまだ開いていない。
ロープウェーはJAFカードかモンベルカードがあると往復で100円引き、値引きがあっても往復2,000円。
でも高度が稼げるので使ってしまう。
天神平に到着したがガスの中、以前は天神峠に上がって稜線を歩いた記憶なのだが、どうもゲレンデ脇からルートがあるようである。
アイゼンを履いて出発する。
ゲレンデ脇を進むとすぐ登山道に出る。
踏み跡がしっかりしていて歩きやすい。
今シーズン初めての雪山なので、雪の感触を味わいながらゆっくりしたペースで登って行く。
40分で熊穴沢避難小屋に到着する。
ボロい避難小屋が建っていた印象だったが、綺麗になっていてビックリする。
雪が多いとドアの脇にあるポールがやっと見えるくらい積もるのかもしれないが、今日はドアが開く程度の雪しか積もっていない。
ここからは斜面が急な所も出て来るので、ザックからピッケルを出して歩くことにする。
エビのしっぽが付いた木々の中を進む。
多少明るくなった気はするのだがガスの中であることは変わらず、今日は山頂もこんな天気なのだろうかと思いながら進んで行く。
天狗の留まり場を越え、樹林帯から抜け出した辺りで山頂方向を見上げると青空が出ている。
これは? と思っていると、どんどん天気が回復して来る。
やっぱり日ごろの行いなのだろうか?
西黒尾根との合流地点に立っている道標が、青空を指している。
山頂まであと少し。天気が回復してきたので気持ち良く進むことが出来てはいるが、なかなか近づいて来ない。
尾根の合流地点を過ぎ、左手に肩の小屋を見ながら山頂へと進む。
最初にあるのがトマの耳。
山頂は写真待ちがあるほど混んでいた。
オキの耳へも登山者がいっぱい向かっている。
國保にオキの耳に行くかを聞くと「天気も良いので行きましょう」と言うので、オキの耳へと向かう。
ここは双耳峰。この天気なら行かないと言う選択肢は無いのかもしれない。
オキの耳手前にちょうど風が来ない場所があるのがわかったので、山頂で写真を撮ったらここまで下りて来てコーヒーでも飲もう。
天気がすっきり晴れていて気持ちも爽快、少しはノンビリしたい。
オキの耳に到着して写真を撮り、長居すると他の登山者の邪魔になるのでサッサと休憩ポイントへ向かう。
コンロを出してコーヒーを沸かし、トマの耳を眺めながら休憩に入る。
ここまで晴れるとは思っていなかったので、今日の休憩は避難小屋脇かなぁと思っていた。
外でノンビリできる雪山山行なんて滅多にない。
さて下ろうか..
ちょっと肩の小屋にも寄ってみたいので、避難小屋の前に出てから下ることにする。
まだまだいっぱい登って来る。
大荷物の人も居るので、肩の小屋で忘年山行なのだろうか?
ふと見下ろすと天神平のリフトが見える。
天神尾根はやっぱり短いなぁ..
天気が回復したせいか、アイゼンに団子がついて仕方がない。
数歩歩いてはピッケルでアイゼンを叩きながら下るのはシンドイ。
そろそろ最新のアイゼンに買い替えないと体力のロスが大きい。
樹林帯に入ると避難小屋が見えて来る。
ともかく暑いので熊穴沢避難小屋の前でウェアーを脱いでしまいたい。
ウェアーを脱ぎ、帽子を脱ぎ、フリースになる。
このくらいでないと暑くて仕方がない。
あと30分、途中の登山道から山頂が良く見えている。
ゲレンデに出ると、いくつものパーティーが雪上訓練をしている。
今回は時間があったら雪上訓練をしても良いように、スコップや古いカッパを背負ってきたが、帰ろうかと言うことになってそのまま天神平駅へと向かう。
下山後は、ロープウェー駅に案内が出ていた湯檜曽のホテル湯の陣に寄って汗を流す。
ロープウェーの切符を持って行くと600円。
ホテルの温泉なのでシャンプーや石鹸もあり、フロントではタオルまでくれてこの値段なら申し分ない。
これが年内最後の山行となりそうです。
来年はどこへ行こうかなぁ…