Main content

2019/08/13 十勝岳

参加者:澤田

二年越しの十勝岳。
昨年は悪天で麓まで来て断念。
今年こそ登れると良いのだが
天気予報は雲りのち晴れ、10時くらいから晴れて来ることになっているが、朝から雨が降っている。

昨日は稚内に戻って来て、北見の佐々木さんに薦めてもらった音威子府住民保養センターで源泉蕎麦と音威子府蕎麦を食べた。
国道沿いの音威子府蕎麦屋は人が並んでいたが、ここは道から離れていて静かで穴場感があった。
美味しい蕎麦を食べて、少しゆっくりして十勝岳に向かった。

 

813() 雨のち曇り

望岳台6:10十勝岳避難小屋7:15ー十勝岳山頂9:10/9:25十勝岳避難小屋10:40/10:55望岳台11:35

 

出発を遅らせるか考えていたが、周囲の登山者はどんどん出て行くので出発することにする。
出発時はカッパを着るほどの雨では無かったが、しばらくすると雨脚が強くなってきた為にカッパを着ることになった。

出発時のビジターセンター 火山の注意を読んで出発

比較的平坦な登山道から始まる

 

避難小屋に着く頃は、既にビシャビシャになってしまう。
しかも風が出てきて体感温度が下がっている。

ガスも出ていて景色が無い。
前十勝岳登山道立入禁止の看板を横目に見て更に進むと、斜面が少し急になって来る。

十勝岳避難小屋 前十勝岳ルート分岐

 

ガスで景色が無いことは良いことか悪いことかわからないが、ただただ登れるしか無いので歩を進める。
本来であれば周囲に火口が見えるルートのはずだが、ガスで全く見えない。

突然先が開けてその先が切れ落ちているところに出た。
グラウンド火口の縁に出たようである。

急登を登り切る

 

ここからは富士山のお鉢を回るような感じのルートが続く。
でもガスの中なのでどんな景色の中なのかわからない。
広めのルートなので、ルートを外さないようにすることに気をつけながら先に進む。

左側に溝のような所があり雪が残っている。
それを見ながら進んで行くと、噴火口跡らしき場所に出て最後の登りへと続く。

溶岩が流れた跡? 雪が残っている

 

十勝岳の肩だろうか?
上から下りて来た人に、あとどのくらいかを聞くと1hくらいと言われる。

硫黄の臭いがしている。
今までのルートと違って、溶岩が固まったようなルートを上え上えと進むと、上に何かが立っているのが見える。

9:10 十勝岳山頂到着。
晴れるんじゃ無かったっけ?
雨も風も強く寒い。
岩場の影に入って一本立て、フリースを中に着る。
やっぱり一枚着ると暖かい。
行動食を口に入れ、飲み物を飲んで少し落ち着く。

十勝岳山頂 山頂にて

美瑛岳にも行けるが..

本当なら美瑛岳も回って来たかったが、この天気では仕方がない。
景色も無いし寒いので、とっとと下りることにする。

最初は軽石状のルートをザクザク下りて行ける。
次第に溶岩のルートとなり、足元が固くなっている。
しかし石がゴロゴロしているルートと違って雨で濡れているが滑らないのでありがたい。

硫黄の臭いがしてきて、目がショボショボする。
火山性ガスが出ているのだろう。
急いで下ってしまわなければ…

ザクザクの広いルートに出た辺りからは目の痛みはなくなったので少し安心する。

歩きやすいルートを下る


左側から登って来る人が見え、ルートは左に曲がって一気に下り出す。

しばらく下ると明るくなって来る。
やっぱり10時を過ぎたら晴れて来るのだろうか?
まあ仕方が無い。
登ってしまったのだから

避難小屋に着く頃には、ガスの下に出て、遠くは晴れていることがわかった。
悔しい!
ここでカッパの上を脱いで身軽になる。

あと2.5km 40分くらいだろうか。

避難小屋が見えて来る

11:35 望岳台の駐車場に到着する。
晴れてきたし、カッパやテントを乾かしてから移動しよう。
山頂で飲めなかったコーヒーもここで沸かして一休みする。

明日のフェリーで帰るので、今日はどこに行こうかなぁ

登山口まであと少し 望岳台

駐車場に到着

 

記録:澤田