Main content

2019/08/11 利尻山

参加者:澤田

昨年の北海道山行は主に道東に行った。
今年はぜひ利尻山に登ろうと思って北海道山行に出かけた。
でも台風が来ていてちょっと心配な天気である。
宮古からのフェリーが就航1周年記念と言う事で40%OFF、このフェリーを使って東京から車で行くことにしたが稚内は遠い。
家を出て稚内まで32H、飛行機で来れば半日で来れてしまう。
利尻に入る前に、宗谷岬の周辺で鹿と接触して車を壊してしまった。稚内に戻ったらガムテープで補修して帰らないといけない。

利尻島に渡って一つ目の目的のウニ丼を食べ、北麓野営場にテントを設営して利尻山登山の準備を終える。
キャンプ場は一泊500円。この所北アルプスのテント場で1000円払っていたのでリーズナブルに感じる。
近くに温泉もある。
今回のキャンプは北見の同僚と一緒で、楽しいひと時を過ごさせてもらった。
感謝である。

 

フェリー乗船 宗谷岬

北麓野営場 うに丼4500円

礼文島を望む

 

811() 曇り時々晴れ

北麓野営場4:05―第一展望台5:35-第二展望台6:25-避難小屋7:05-9合目7:35―利尻山8:20/8:45-避難小屋9:55-第一展望台11:00-北麓野営場12:15

 

3時起床。
朝食を済ませて4:05に野営場を出発する。
日の出の時間が近いが薄暗い。

 

甘露泉水を越え、本格的に登山道が始まる。
良く整備されていて歩きやすい。
道標も1合目毎に立っている。
天気が今一だなぁと思いながら進んで行く。

 

第一展望台に着くと、港が薄っすら見えているが、その先は雲の中、稚内は全く見えない。
今日の高度差は1500m近くある。
でも富士山と同じ感じで1h400mくらい高度を稼ぐコースタイムのようである。

 

薄暗い北麓野営場を出発 第一展望台

第一展望台からの風景

 

順調に高度を上げて第二展望台に着く。
沓形方向は少し天気が良いようで、海岸線に日差しが当たっている。
そう言えば昨日島内一周したが、そんな天気だった。

 

7合目からがちょっと辛い 見渡せば雲の上

第二展望台が見えて来る 第二展望台からの風景

第二展望台から山頂を望む 沓形岬

 

第二展望台を過ぎ、避難小屋に到着する。
ここにもトイレブースが設置されている。
事前に山仲間から携帯トイレを持参する話を聞いていたが、これほどトイレブースがあるとは思っていなかった。

 

避難小屋が見えて来る 避難小屋

避難小屋内部

 

9合目に着くとすっかり晴れてしまった。
昨日行った沓形岬も、更に先に礼文島も見えている。

反対側は対象的に雲の中である。

 

礼文写っているかな? 9合目からの山頂

登って来たところを振り返る 山頂へ

沓形登山ルート分岐 沓形登山ルート


9合目を越え、狭い土の道を越えると祠が見えて、山頂に到着する。
一番高いのはこの先の山頂のようであるが、崩落している為現在は通行止め。
登山できる山頂はこの祠までである。

山頂は15~6名くらい入る広さがあるので、コーヒーを沸かして休憩する。

 

利尻山山頂にて 本当の山頂は立ち入り禁止

山頂から礼文島方面を望む

このペースなら、下山後にうにうに祭りに行けそうである。
下山も順調。
でもガイド山行のパーティーが何回かすれ違い、待ち時間も多い。
人気の山なので、仕方がないことである。

 

一通りやり過ごすと、登って来る人がまばらとなって、快適に下り出す。

 

第二展望台はガスの中、涼しいのでありがたい。
6.5
合のトイレブースの脇で休憩しているとリスが出てくる。
鹿は居ないと聞いていたが、他には何が居るのだろうか?

昨年は熊が海を渡って来た?ことがニュースになっていたが、その後見たと言う話を聞かないので、また海を渡って帰って行ったのだろうか?
6.5
合はガスの下に出たようで、鴛泊港が見えている。

 

6.5合目 第一展望台

 

第一展望台から鴛泊港方面

 

第一展望台まで下りる。
景色を楽しむのはここまで。
あとはひたすら下るだけである。

 

甘露泉水まで下り、湧き水で顔を洗ってスッキリする。
ここの水は名水に選ばれているようであるがとてもおいしかった。
この島には北キツネが居ないのだろう。
北海道の湧き水はエキノコックスに注意が必要だが、ここではその話を聞かない。

 

甘露泉水からはチップが蒔かれた道をキャンプ場まで進むと今日の山行は終了である。

今夜から雨になるので、北麓野営場はガランとしていた。
まあ今年新調したテントだし、夕食はタープの下だし、今夜はもう一泊することになっている。

 

うにうに祭りに行かなくては…

 

甘露泉水 がら空きの北麓野営場

 

記録:澤田