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ニュースリリース

第4回デジタル複合機におけるJava™プログラミングコンテスト
北陸先端科学技術大学院大学チームが初参加で、グランプリ獲得

2012年1月13日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は1月12日に開催された「RICOH & Java™ Developer Challenge(デベロッパーチャレンジ)2011」の最終選考会において、次の各賞を決定しました。これは、デジタル複合機(MFP)上で稼動するビジネスアプリケーションのアイデアを出し、それを実装する一連の開発技術を競う、学生の組込みJavaプログラミングのコンテストで、今年で第4回目となります。昨年6月から半年以上に及ぶ本コンテストに、全国の27校34チームが挑戦。一次選考(昨年10月)を通過した7チーム*1が、最終選考会で実機でのデモを交えて発表しました。受賞チームは次のとおりです。

受賞校
(チーム名)
システム
グランプリ 北陸先端科学技術大学院大学
(tAsktoys)
NUImagio - Document Storage -
(Kinectを使ったMFPの操作実行)
準グランプリ 北海道情報大学大学院
(えべチュン飼育係システム班)
おりこーさん
(MFPを擬人化した社内コミュニケーション活性化システム)
リコー賞 産業技術大学院大学
(放課後電磁波倶楽部)
リーコのファッションレポート
(ファッション提案型システム)
オラクル賞 奈良先端科学技術大学院大学
(チーム曼荼羅)
Nirvana
(MFP上のオープンな開発プラットフォーム)
かわいかったで賞
(特別賞)
香川高等専門学校
(+U Cool Works!!)
Nur-imagio
(子供向け教材提供システム)

※ 各チームのシステム紹介やプレゼン (映像)は、RICOH & Java™ Developer ChallengeのWebサイトで2月初めに公開します。

 新しい技術の積極的な活用や、先進的な開発手法による開発のみならず、市場調査やビジネスモデルの検討、ユーザーの実証実験まで実施しているチームも珍しくなく、今年もハイレベルな戦いとなりました。プレゼンやデモの見せ方にもさまざまな工夫があり、効果的な開発システムの紹介が行われました。その中で、グランプリに輝いた北陸先端科学技術大学院大学チームは、「簡単な操作」と「高度なセキュリティ」をコンセプトに、Kinectのカメラを使い、顔画像や体の動き(モーション)、音声によるMFPの認証機能を実装しました。MFPの操作パネル上でのユーザーIDやパスワードの入力作業やICカードが不要であることに加え、障がい者向け機能としての可能性についても示唆しました。審査では、オブジェクト指向の設計技術やシステムの機能仕様書、操作説明書、ソースコードなどの技術評価に加え、独創性や実用性、Javaプログラミングスキル、デモ、プレゼン能力などが総合的に評価(審査シート)されます。特に、同チームは技術点も含め各審査項目でバランスよく得点を重ね、初参戦でグランプリ獲得という快挙を成し遂げました。

 なお、今大会は初めて招待参加として中国から、上海交通大学大学院チームも参加し、今後の世界大会へと発展する第一歩となることが期待されています。

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最終選考会の模様

 第1回大会から審査委員長を務めている筑波大学大学院の北川博之教授は「最終選考会に残ることがまず難関であり、発表を聞いて、皆さんが健闘した成果が十分に表れていたと感じた。今日の発表向けて乗り越えてきたさまざまな苦労と膨大な努力が財産であり、今後のキャリアとしてプラスになるに違いない」と感想を述べられました。

 次回、2012年度コンテストは、春に募集を開始する予定です。

*1 一次選考は8チームが通過しましたが、1チーム辞退があり、7チームでの審査となりました。

* 参加チーム名、応募作品のシステム名は、各チームがつけた名前をそのまま掲載しております。
* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
* Kinectは、米国 Microsoft Corporation 及びまたはその関連会社の登録商標または商標です。