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2023/10/08~09 燧ヶ岳

参加者:L澤田・國保

靴やザックを買い替えたのでテント山行に行きたくなり、國保を誘って燧ヶ岳に登ることにした。

0時過ぎに御池に到着、かなり寒いが空は晴れている。
3連休だと言うのに駐車場の車が少ない。
最終日に向かって天気が崩れる予報の影響だろうか…
先週の金曜日には2千M級の山でも雪が降っていた。
燧ヶ岳も例外ではないのだろう。
どこから雪が出て来るか楽しみである。

 

10月8日(日) 晴れのち曇り

御池6:45―広沢田代7:47―5合目8:17―俎嵓10:16/10:30―燧ヶ岳10:56/11:20ー分岐11:35ー見晴新道分岐14:02―見晴キャンプ場14:24

 

6時前に起きて準備を始める。
空は晴れている。
既にシャトルバスが動いている時間なので人の動きがある。
綺麗なトイレが整備されているのも尾瀬の特徴だろうか…

 

御池バス乗場シャトルバス

 

6:45御池駐車場を出発する。
テントがあるので荷が多いが、4Hで山頂、その後は下りで見晴までなので見通しは明るい。
駐車場奥の登山口から木道に入るとすぐに燧ケ岳へ登るルートとの分岐がある。
分岐を過ぎると暫くは急登、雨の影響からかルートはグチャグチャ、木道がある箇所も濡れていて滑りやすい。
木道は乾いていてきれいに整備されていると歩きやすいが、痛んでくると厄介になって来る。
でも整備頂いていることには感謝しかない。

 

木道をスタート分岐を過ぎるといきなり急登

急登が終わり開けて来る

 

1H登ると樹林帯から抜けて、広沢田代に出る。
燧ヶ岳の山頂方面は白く雪を被っているようである。
周囲には既にチェーンスパイクを履いている人もいたが、雪が無いので木道を痛めてしまうのになぁと思ってしまう。

 

広沢田代に出る燧ヶ岳が白い

 

広沢田代を出て少し登り始めると雪が出て来る。
それよりも登山道の周囲の低木が、雪の重みで登山道に被っていて歩き難い方が難敵であった。

 

雪が徐々に増えて来る完全に雪道

大分登ったなぁさあ行くか!

この先も雪が続く

 

8合目くらいからは完全な雪山、それなりに雪の深さがあるので歩きやすくなっている。
俎嵓手間の岩場を巻くと、登山者でごった返す俎嵓に出る。
足元には尾瀬沼が広がる。
天気は花曇りくらいの感じになって来ているが、雨が降りそうな感じは無い。

俎嵓足元の尾瀬沼

 

俎嵓で写真を撮って、燧ヶ岳へ向かう為に暫く下る。
雪が結構あり、滑りやすくなっていて歩き難い。
雪慣れしていない人には軽アイゼンがあった方が安全だと思うくらいの斜面である。
登り返して燧ヶ岳山頂に到着する。
足元には尾瀬が原、その先には至仏山が綺麗に見える。
コーヒーを沸かしてしばらく休憩、あとは下りだけである。

 

燧ヶ岳山頂山頂からの尾瀬ヶ原

 

30分くらい休憩して、見晴に下りだす。
御池からの斜面と違って南斜面なので雪が柔らかく歩きやすい。
但し気を付けないと滑ってしまうので慎重に下って行く。
見晴の辺りの小屋はすぐそこに見えるのだが、コースタイムでは2.5Hくらいかかることになっている。
本当なの?と思いながら下って行くが、なかなか近づいて来ない。

 

下山開始ザクザク下りる

どんどん下りる

 

山頂からは一気に高度を下げて行くが、樹林帯に入った辺りからは雪解けのグチャグチャ道に悩まされる。
靴が新しいので浸みては来ないものの、靴はドロドロ、裾もドロドロ、何て歩きが下手になったのだろうと思いながら下って行く。

 

道がドロドログチャグチャを抜けて一息つく

またグチャグチャ合流

 

2.5Hくらい下ったところで、尾瀬沼から来た木道と合流する。
ここからは綺麗な木道が引かれているので、そのまま見晴に向かう。

 

燧小屋でキャンプの手続きを済ませキャンプ場に向かう。
見晴キャンプ場は、水場・トイレが整備されていて綺麗で1,000円/人。
夜から雨の予報なので、水場とトイレの近場にテントを設営する。
周囲を見るとタープを張っている人や、キャンプ用の椅子を出している人もいる。
車で行くキャンプ場ではないのだが、他の山のキャンプ場とは少々違う雰囲気を感じてしまう。

 

燧小屋で手続き見晴休憩所

ヘリ飛来

 

夕方になって防災ヘリが飛来、要求者を吊り上げて帰って行った。

 

夕食を済ませ18時になった頃から雨が降り出す。

明日は、雨の中の下山となるのだろうか…

 

109()

見晴キャンプ場7:20―温泉小屋7:58―三条ノ滝8:50―兎田代上分岐10:00―メノリ田代12:00―御池12:52

 

雨はかなり降っている。
見晴キャンプ場の辺りは携帯の電波が拾えないので詳しい天気の状況がつかめない。
山行前の感じでは雨は避けられないようだったので、諦めて出発を決める。
但し尾瀬ヶ原を東電小屋まで歩くつもりだったが、そこはショートカットして見晴から直接温泉小屋方面へ向かう。

 

雨の木道は滑る。
食料が無くなって荷が軽くなったもののその分雨で荷物が濡れて重くなっている。

 

温泉小屋が見えて来たが、かなり大きな小屋群がある。
天気が良い日にこんなところでノンビリできたら気持ち良いのだろうが..

 

見晴出発尾瀬ヶ原

温泉小屋方面へ東電小屋への分岐

温泉小屋が見えて来る

 

温泉小屋を過ぎて暫く進むと三条ノ滝との分岐点となる。
どちらもきれいな道とは言えない。
雨ならショートカットしようと思っていたが、尾瀬ヶ原を歩くのを辞めたので三条ノ滝は予定通り行くことにして直進する。

 

川の音が激しいところに出て来た。まずは平滑の滝。
更に進むと御池との分岐となり、三条ノ滝方面に向かい階段を下りると目の前に三条ノ滝が現れた。
かなりな迫力がある。ショートカットせずに来て良かった!

 

平滑の滝三条ノ滝

 

三条ノ滝から兎田代までは登り返しが続く。
1H弱頑張ればあとは下るだけ、徐々に右側の尾根が低くなりショートカット道と合流、御池まだは5.5kmと書かれてある。
雨は相変わらず降っている。
木道はグチャグチャで滑りそう、木道の脇は水が溜まっていてドロドロ、荷が大きいのでゆっくり歩かないと怪我の元。
そう思いながら進んでいると立派な吊橋が目の前に現れる。

 

三条ノ滝からの登り返し

吊橋?立派な吊橋

 

更に進むとメリノ田代、尾瀬の風景を感じさせる場所に出て来る。
樹林帯、開けた場所、何度か繰り返していると、姫田代に到着したので1本立てる。
多分最後の休憩で、あと30分くらいで御池に到着するだろう。

 

紅葉している?メリノ田代へ

これ新作

 

御池田代手前には、鹿よけの防護ネットがあり、ネットを開けて御池田代へと入る。
出口にも同じように防護ネットがある。
御池田代を出ると、駐車場手前の階段が見え、御池に到着する。
3連休最終日の昼過ぎ、しかも雨と言うことで駐車場はガラガラ状態となっていた。

 

御池到着

 

今日の入浴は、桧枝岐の街中にある駒の湯。入浴料700円。
目の前のJAが綺麗になっている。
最後に会津駒に山スキーに来たのは5年以上前、その頃は桧枝岐には道の駅は無かったはずだったがいつできたのだろうか…

 

駒の湯でさっぱり尾瀬セット

 

記録:澤田
写真:國保・澤田