情報化社会の発展と共に、コンピュータウィルスや個人情報の漏えい、外部からの不正アクセスなど様々な脅威が我々の周りを取り囲んでいます。多様化する脅威に対し、お客様にとってセキュリティ対策の取り組みが、最も重要な課題のひとつになっております。このようなセキュリティの脅威は、パソコンやサーバー、ネットワークに限られた話ではありません。複合機/プリンターについてもIT機器のひとつとしてとらえ、適切な設定・運用をすることによりセキュリティの脅威を軽減することが可能です。
リコーでは、複合機やプリンター等の製品で検出された脆弱性を修正するため、ソフトウェア/ファームウェアの更新や、セキュリティパッチの提供が行われています。複合機やプリンターをより安全にご利用いただくために、製品の最新ソフトウェア/ファームウェアを利用してください。
その他、様々なセキュリティ機能をサポートしておりますので、お客様の環境に応じてご利用ください。セキュリティ機能についてはこちらを参照してください。
IPアドレスとはネットワーク上の機器に割り当てられる番号のことをいいます。インターネットの接続に使われるIPアドレスを「グローバルIPアドレス」、社内LANなどローカルエリアネットワークで使われる機器に割り当てられたIPアドレスを「プライベートIPアドレス」と呼びます。
複合機/プリンターにグローバルIPアドレスが設定されている場合、インターネット上の不特定多数のユーザーからアクセスできる状態となり、外部からの不正アクセスによる情報漏えいなどのリスクも高まります。一方で複合機/プリンターにプライベートIPアドレスが設定されている場合、社内LANなどのローカルエリアネットワーク上のユーザーからしかアクセスすることができません。基本的には複合機/プリンターのIPアドレスにプライベートIPアドレスを設定して運用することを推奨します。プライベートIPアドレスには、以下のいずれかの範囲のアドレスが使用されます。
【 プライベートIPアドレスの範囲 】
10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
192.168.0.0 ~ 192.168.255.255