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晩秋は、大気にも水にも、そこはかとなく寂しげな情感が漂う。落ち葉の色も季節の色も、次第に失われていく。私は、さらさらと時が流れていくのを山奥の渓谷で見つめ続けた。最終的に描いたのが、心象風景に近いこの作品である。

PLACE
熊本県 菊池市

STORY
落ち葉に敷き詰められた渓流は、まさに晩秋の瀬音が静かに響いていた。浅い川底に沈んだ落ち葉が、透かし絵のような美しい情景を創出している。背景を広く入れると臨場感が宿る。
ポジションを変え、落ち葉の絨毯と渓流の組み合わせをシンプルに描く。広葉樹の葉がほとんど落ちた晩秋の季節感を、画面にしっかり宿すことができた。リアルな作品として、そのうち出番があろう。