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音響通信による情報発信

災害時も音響通信による情報発信で安心・安全を提供

背景

障がい者、外国人、日本人、すべての人が安心して安全に暮らせるバリアフリー社会の実現のため、非常時の情報提供は重要な課題です。

地震や台風、大雨などの災害時、障がい者や外国人への情報提供手段として、通訳サービスなどいろいろなサービスが立ち上がっていますが、携帯電話回線、Wi-Fi™回線など公衆通信インフラを利用しています。そのため、通信回線が途絶したり、通信制限により遅延が発生したりした時には、情報を伝達する手段が少なくなっています。また、公的な情報を伝えるTVやラジオ等では、広域の情報を流すことはできますが、現場現状に応じた情報を発信できる手段はありません。

解決したこと

非常時に、屋内ではすでにある施設内の消防法に基づいた放送設備を、屋外では地域にある防災放送設備などを使った音響通信で、スマートフォン等のパーソナルデバイスに多言語文字・音声で情報を発信できます。また、電源喪失、屋外で設備がない状態でも、パーソナルデバイスに情報を発信することができます。

平常時にもその場の状況に応じた情報を提供することができ、イベントの演出等にも利用可能です。

技術の特徴

災害の現場では、通信や電源の喪失のほかに、現場での判断、情報伝達をしなければならないことが多く、現場で運用できる仕組みが求められます。

また、広く普及するためには、汎用的手法による発信及び受信ができることも求められ、音響通信による情報伝達は、放送機器やビーコンなど、パーソナルデバイスに情報を伝達する手段として、非常に簡便でかつ適用範囲が広いです。

ただし、エコーや残響音、環境ノイズに対する受信耐性と、スマートフォンの場合、アプリケーションのインストールおよび起動が必要になり、その課題を解決するために、平常時利用含めたアプリの普及や、組み込み、汎用的な機器対応が必要になってきます。

1.情報の発信デバイス

非常用の放送設備は、火災が発生したことを施設内に知らせる事を目的として使用されるもので、停電時等でも非常電源によって放送を継続することができます。

リコーが開発した音波ビーコンは、人の耳には聞こえにくい18k~20kHzの超音波を使って、ID等のデータを埋め込んでスピーカーから発信する機器です。指向性の高い音波を利用することで、場所を確実に把握することができます。

2.発信する音波情報

放送設備では可聴音の周波数帯域内で音響通信を行う必要があるため、非常時の音声警報音であるメッセージとシグナルの特長を生かし、0.5秒とごく短時間のブザー音を伴う可聴音透かし(10kHz以下)を採用しました。

この可聴音透かしにより、さまざまなメッセージと紐づけられたIDを送信します。

また、この可聴音透かしは、様々な拡声器やラジオ等の機器にも対応します。電源がない屋外でも、拡声器(メガホン)と可聴音透かし発生アプリを搭載したスマートフォン等でも、情報発信が可能になります。

3.情報を受信するパーソナルデバイス

放送に乗せた可聴音・非可聴音による信号(ID)を個人のスマートフォンのマイクで受信し、その場の状況に対応したIDを受信した来訪者に求める行動を文字や音声、施設の地図上での図示により伝達する来訪者用アプリを制作しました。

  • 災害情報を文字や音声の4か国語(日・英・中・韓)で画面表示または音声出力
  • 任意の場所とタイミングで文字や音声の4か国語(日・英・中・韓)で関連情報を画面表示または音声出力(スマートフォン画面が多色で表示、フラッシュ(トーチ)が点灯/点滅)

観客への画面表示

リコーの想い

音は人間の五感のひとつで、パーソナル機器のインターフェースとしてなくてはならないものです。リコーは特殊な音を出す技術、それを受信する技術を開発し、保有しています。

これらを活用することにより、今まで情報提供が難しかったさまざまな場面に、汎用的なサービスを提供していきたいと考えています。

Wi-Fi™は、Wi-Fi Allianceの商標です。