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アンダーコーティング技術

オフセットコート紙対応を可能にした、
“ドット径を安定に保持”するサプライシステム技術

画像:オフセットコート紙対応を可能にした、”紙素材の表面性状を保持”するサプライシステム技術

高速連続用紙インクジェット・プリンティング・システムRICOH Pro VC60000は、今までのIJ(インクジェット)連帳機では印刷できなかった、水性インクの吸収性に乏しいオフセットコート紙に対しても、高速、高画質の印刷を実現しました。RICOH Pro VC60000は、アンダーコーティング、印刷、プロテクターコーティング、乾燥の4つに機能分離したユニットで構成されています。

アンダーコートユニット: インクのムラやざらつきを防ぐため、アンダーコート液を塗布
印刷ユニット: 速乾性顔料インクを用紙に吐出し画像を形成
プロテクターユニット: 印刷面を保護するため、プロテクターコート液を塗布
乾燥ユニット: ヒーターによってインク等のサプライを乾燥定着させる

ここでは、アンダーコーティング技術をご紹介します。

背景

従来、水性インクの吸収性に乏しいオフセットコート紙に印刷を行うと、インクが用紙に着弾した際に隣り合ったインクが混ざり合い、ムラやざらつきの原因となることがありました。

解決したこと

印刷前の用紙にアンダーコートを施すことで、コート剤との化学反応により着弾したインクの硬化を早めることができ、この後に続く印刷で高画質を実現することができます。オフセットコート紙等、幅広い用紙に対応することが可能となりました。

画像:従来(アンダーコートなし) インクが混ざってしまい、粒状感やざらつきが目立つ。
図:従来(アンダーコートなし) インクが混ざってしまい、粒状感やざらつきが目立つ。

画像:本技術搭載(アンダーコートあり) インクが混ざらないため、滑らかな絵が表現可能。
図:本技術搭載(アンダーコートあり) インクが混ざらないため、滑らかな絵が表現可能。

技術の特徴

アンダーコート液が塗布されたオフセットコート紙表面では、水性インクの受容性が高まるとともに、着弾したインクの顔料凝集が促進され、コート紙上でのビーディング を抑止し,ドットの配置が均一になるので粒状性が向上します。
これを実現したアンダーコーティング技術には、アンダーコート液そのものの材料開発技術と、オフセットコート紙にアンダーコート液を薄く塗布する薄膜塗布技術の、2つの特徴があります。

アンダーコート液
コート液の成分として、カチオン*1強度の高い樹脂を選定しました。微量のコート液で、印刷を行った際に用紙上に吐出されたインクに含まれる顔料が凝集する速度を速めることができます。その結果、隣り合うドットが結合することを防ぎます。本技術には、リコーが培ってきたIJインク材料技術が活かされています。

画像:アンダーコートなし
図:アンダーコートなし

画像:アンダーコートあり
図:アンダーコートあり

アンダーコート液の薄膜塗布技術
用紙上でコート液とインクの顔料凝集作用を発生させるには、用紙に均一かつ適正量のコート液を塗布することが必要です。
塗布方法としては、コート液の成分による影響を受けにくく、低コスト化が可能なローラー塗布方式を採用しました。そして、複数の印刷速度のモードをもつRICOH Pro VC60000において、ニップ荷重*2 を可変とすることで、各々の速度で適切な量のコート液を塗布することが可能となりました。また、ニップ荷重を可変にした場合においても、たわみ防止構成を備えることでローラーをたわみなく均一にニップさせることができ、均一な塗布を実現しています。
本技術には、電子写真(複写機/複合機)で培ってきた用紙搬送技術が活かされています。

1 正(+)の電荷を帯びた陽イオン。負(-)の電荷をチャージしている顔料は、カチオン樹脂により電荷が中和されて凝集する。
2 コート液を塗布するローラーに加圧する力

本技術の分類:  分野別  「プリンティング」  |  製品別  「プロダクションプリンター」