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AIによる将棋棋譜記録

背景

日本将棋連盟では、年間3,000局以上の対局が行われており、全ての対局で棋譜(対局者が指した手をすべて計時で記録したもの)が記録されています。棋譜の記録は、主にプロ棋士を目指している奨励会員が行っていますが、近年、高校・大学に進学する奨励会員が増えていることや、対局数が増加していることなどにより、記録係を担う人材が慢性的に不足する事態が発生しています。このままでは将棋連盟と各棋戦の主催者にとって、重要資産である「棋譜」が残せなくなることが危惧されてきました。

こんなことを解決

リコーは日本将棋連盟と共同で、AI(人工知能)技術を活用し、棋譜を自動的に生成する「リコー将棋AI棋譜記録システム」を開発しました。
対局の盤面を天井のカメラで動画撮影し、AIで解析することで、リアルタイムに棋譜が生成され、将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込まれます。これにより、記録係の不足を補うことができます。2019年7月より実証実験を開始しました。

リコー将棋AI棋譜記録システム

技術の特長

画像:システム概要

対局室の天井にネットワークカメラ(天井カメラ)を設置し動画を撮影します。(①②)
クラウド上にある「リコー将棋AI棋譜記録システム」により、動画のストリーミング映像から棋譜を生成します。(③④⑤)

1. 物体検知技術により、天井カメラで撮影した動画から将棋盤を認識させます。

<天井カメラ映像>
画像:天井カメラ映像

2. 画像分類技術により、それぞれの駒を認識させます。
プロが使う将棋の駒は、それぞれ書体が異なることから、それぞれを正確にそして素早く認知させる必要があります。多数の駒のサンプルをディープランニングで学習させることで幅広い種類の駒に対応することが可能になりました。

画像:駒を認識

生成された棋譜は、将棋連盟の「棋譜データベース」に保管され、リアルタイムで対局の観戦ができる棋譜中継にも活用されます。(⑥⑦)

リコーの想い

リコーは、2011年より、将棋の女流タイトル戦、「リコー杯女流王座戦」を主催するなど、将棋と深く関わっており、将棋対局に関わるノウハウを蓄積してきました。
リコーは世界トップレベルのAI技術の開発を目指すと同時に、AIをより汎用化することで、広くお客様の問題解決に活用できるようにしたいと考えております。
リコーのAI技術で将棋連盟における「働き方改革」を支援し、将棋文化の発展に貢献していきます。


※「リコー将棋AI棋譜記録システム」は、2021年3月31日にHEROZ株式会社へ譲渡を行いました。サービス名称を新しく「HEROZ Kishin Eye」として2021年4月1日より運用が開始されています。