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ニュースリリース

リコー、コクヨロジテム、BONX
物流業務におけるヒアラブルコミュニケーションデバイス活用を開始

~コミュニケーションの効率化と働き方改革を実現~

2020年3月9日
株式会社リコー
株式会社コクヨロジテム
株式会社BONX

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、株式会社BONX(代表取締役:宮坂 貴大)の開発したヒアラブルコミュニケーションデバイス「BONX Grip」およびクラウドサービス「BONX for BUSINESS」を、株式会社コクヨロジテム(代表取締役社長:小柴 隆之)に導入し、コクヨロジテムは3月9日(月)から全国の物流拠点での運用を開始しました。同製品および同クラウドサービスの物流業界における全国規模の導入は初めての事例となります。

BONX Grip

BONX for BUSINESSは、従来の無線電波を使ったトランシーバーとは異なり、スマートフォンのインターネット回線を使ったVoIP(Voice over Internet Protocol)によるクラウドベースのグループ通話ソリューションです。働く場所を限定せず、最大30人までの音声グループコミュニケーションを簡単に実現します。専用のヒアラブルコミュニケーションデバイスであるBONX Gripを使用することで、作業時に両手が塞がった状態でもハンズフリーでリアルタイムのコミュニケーションが可能となります。

今回、リコーがビジネス向け展開を進めているBONX Gripを、コクヨロジテムの全国の物流拠点で導入し、BONX for BUSINESSのサービスを利用して、納品・引っ越し業務・倉庫内の事務所・現場のスタッフ間コミュニケーションツールとして活用します。コクヨロジテムの主力事業である「オフィス家具の組立・納品業務」では、現場での「円滑な作業工程の遂行」、「複数拠点を繋ぐ、同時コミュニケーションの重要性」は、かねてから課題となっていました。

コクヨロジテムで担当する組立・納品、構内作業の各現場において、BONX for BUSINESSのグループ通話機能を活用することで、昨今の高層ビル開発に伴う、複数フロアや広範囲の納品現場、搬入作業での必要な各工程の作業担当者間とのコミュニケーションツールとして、また、「製品の保管・物流」を担う全国の配送拠点では、構内作業と物流管理の各現場を繋ぐコミュニケーションツールとして活躍する予定です。BONX Grip およびBONX for BUSINESSを用いることで最大30人とハンズフリーで一斉連絡することが可能になり、音声を切り口として、同時進行の作業をより「正確」に、「安全」に、そして「スピーディ」に進められるメリットを最大限活用できます。物流業界共通の課題である、現場での「安全性」・「効率性」の向上、より「高品質」・「高価値」な製品・サービスの提供を目指していきます。

コクヨグループの物流業務を担う、コクヨロジテムは「物流業界での働き方改革」・「労働力人口の減少」に伴い、2017年からAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など最新のデジタル技術活用を始めとした業務ツールの改革・オペレーション改善、物流業界のイメージ脱却を社内外へ働きかけるプロジェクトを推進しています。今後はこれまで以上に積極的にデジタル技術・最新ツールを検討し、配送ドライバー等、他業務への展開を図り、音声データを活用した、更なる業務効率化を目指します。

リコーは今後も、さまざまな業種に対してヒアラブルコミュニケーションデバイスを利用したクラウドサービスの展開を図り、音声グループコミュニケーションによるお客様の業務効率化、働き方改革を支援するとともに、従来取得が難しかった現場の音声データを活用した音声ソリューションの開発を進めていきます。


| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

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