ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、商用印刷市場向けに、連続帳票用高速フルカラーインクジェット・プリンティング・システムの最上位機種「RICOH Pro VC70000」を2019年5月30日より、日本市場向けに発売します。
RICOH Pro VC70000
新製品「RICOH Pro VC70000」は、「RICOH Pro VC60000」の上位モデルとして新たにラインアップするものです。新製品では、新たに開発したインク、「タイプDインク」を採用することで、アンダーコートやプロテクトコートといった処理なしに、オフセットコート紙へダイレクトに印刷することが可能となりました。これにより、幅広い種類のコート紙への印刷が可能になったことに加え、これまで別途必要となっていた、アンダーコート塗布用の装置やサプライも不要となり、イニシャルコスト、ランニングコストの削減に貢献します。
また、新乾燥技術の搭載により、オフセットコート紙への印刷速度が大幅に向上しました。毎分150mの印刷スピードを実現し、A4サイズの印刷物を毎時120,000ページ生産することが可能です。さらに新開発インク、新乾燥技術の組み合わせにより、再現できる色域、印刷濃度も大幅に拡大し、オフセット印刷に迫る高画質を実現しています。
これらに加え、インク、エンジン、乾燥機の基本性能を高めたことで、マシン全体の構成がシンプルになり、前身機と比べ約6メートル、ダウンサイジングすることで省スペースも実現しました。
製品名 | RICOH Pro VC70000 |
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印刷方式 | ドロップオンデマンド インクジェット方式 |
解像度 | 1,200dpi×1,200dpi、1,200dpi×600dpi、600dpi×600dpi |
対応用紙 | 印刷用紙(オフセットコート紙、上質紙ほか)、インクジェット紙 |
標準価格 | オープン価格 |
発売日 | 2019年5月30日 |
リコーは「RICOH Pro VC70000」の発売により、商用印刷市場においてインクジェットプリンターに求められる高画質、生産性、コストの削減を同時に実現し、これまでオフセット印刷が大半を占めていた、カタログや雑誌をはじめとした多岐に渡る高品位印刷の領域にも積極的に参入し、印刷業のお客様のご要望に応えてまいります。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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