コピーの不思議Q&A|Ricoh Japan


コピーの不思議Q&A


「不思議だなぁ...」と思うことが、科学する心の第一歩です。みんなが毎日便利に使っている機械の内側には、そんな不思議の秘密がぎっしり詰まっています。「キッズのためのQ&A」では、タカハシ博士とコーラ隊長が、皆さんから寄せられたコピー機、プリンター、ファックスについての質問にお答えします。なぜだろう?不思議だなぁ!と思ったら、ここをクリックしてメールで質問を送ってください。


コピー機の構造に関する質問コピー機の構造に関する質問

川崎昌太くんからの質問:

「 コピー機はどれくらい電力を使いますか?
また、PCと接続して、プリンターとして使うことは可能ですか?」

二つの質問をいただきました。以下、一つずつ回答していきます。

1.コピー機はどれくらい電力を使いますか?

コピー機の中には、多くの電力を必要とする部品が沢山あります。

それは、ヒーターやランプ、あるいは色々な部品を動かすためのモーターや電源などです。 これらの部品がいっせいに稼動するためには、コピー機には1500Wほどの電力が必要になります。 これを「最大消費電力」と呼んでいます。

コピー機の部品の中でもっとも電力を必要とするのは、粉のインクを溶かして紙にしっかりくっつける「定着」の行程で使われるヒーターです。 このヒーターだけで、現在は800Wほどの電力が必用です。 そして、「省エネ性能」がますます重要になってきている最近では、このヒーターの消費電力を小さくするための技術開発が大変重要なテーマとなっています。 これを実現するための一つの手段として、現在よりも低い温度で溶ける粉のインクを開発することも課題です。

コピー機の中の部品を一斉に稼働させるには1500ワットの電力が使われます


2.PCと接続して、プリンターとして使うことは可能ですか?

皆さんが実験で分解したコピー機は、デジタル式のコピー機です。 デジタル・コピー機は現在すでに、PCと接続してプリンタとして使用することができます。

このPCとの接続を実現するためには、コントローラーが必要です。 コントローラーはPCとプリンターの情報の受け渡しに必要な装置ですが、プリンターとして使えるように作られているデジタル・コピー機には、コントローラーがあらかじめ搭載されています。 このようなデジタル・コピー機は、普段はコピー機として、PCとつないだ時にはプリンターとして使うことができます。

デジタルコピー機は、パソコンと繋いでプリンターとして使う事ができます