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2022年04月23日 至仏山

参加者:澤田・月岡

8年前に至仏山のワル沢を滑ったが快適な斜面だった。
至仏山は入山規制があるので山スキーができるのもGWまで、道路が開いて鳩待峠まで車で入れるのもGW1W前からと言う条件がある。
GW
になってしまうと雪解けで沢が出て来てしまう年もあるので、道路が開いた週末に山スキーに行くことにした。

前回は0時頃に鳩待峠に到着して駐車場が満杯近かったので、今回は23時着を目指して出発する。

23時過ぎに駐車場に着いたが、8年前と違って休憩所前には入れなくなっていて立派な駐車場が出来ていた。
少々想定外、しかも駐車料が2500円と書いてある。
駐車場は既に満杯に近く白線枠は2箇所しか残っていなかった。
駐車場難民にならなくて良かった。
気温3℃、そこそこ冷え込んでいる。

0423() 晴れ

鳩待峠駐車場6:30-鳩待峠7:00-原見岩8:30-オヤマ沢田代9:05/9:20-至仏山10:30/11:10-ワル沢-鳩待峠12:15

 

5時に起きると駐車場の真ん中にも駐車列ができていた。
駐車場のトイレが閉鎖中なので、休憩所まで歩いて行ってトイレを済ませ出発準備を始める。

 

6:30 駐車場をあとに鳩待峠へ向かう。
休憩所前で一旦荷物を置いて今一度トイレを済ませ、板を履いて出発する。

 

暫くは樹林帯の中を快適に登って行く。
心配していた天気は問題無く、右側に今日滑る予定の至仏山の斜面が見えている。

 

原見岩の下まで来たので一本立てる。
この辺りまで登ると尾瀬ヶ原が見え、燧ケ岳も見えている。

 

まだまだ登りが続いて行く、ずっと左足が斜面上側に来るので左足の脛の辺りが痛くなりだす。
右左と折り返しがある斜面だと左右均等に歩けるのだが、今日は右回りで山頂に向かっているので仕方がない。
オヤマ沢田代まで来ると雪面が広がり、その先に小至仏山がすぐそこに見える。
今日は山スキーなので山腹を横切って至仏山へ向かう。

至仏山山頂手前で登山道に出てしまい雪が続いていない。
前回は山頂まで板のまま進めたので、どうも上に登り過ぎてしまったようだ。
仕方が無いので一旦板を外して雪面がある場所まで登山道を登って行く。
前回は樹林の下を回り込んで進んだようで、痛恨のミスだが山頂はもうすぐそこに見える。

 

山頂に着いたが人でごった返している。
その割にまだワル沢に滑り出している人がいない。
登って来たルートを見ると続々と登山者が登って来る。

 

天気も良く、尾瀬の景色が楽しめるので端の方でコーヒーを沸かしてしばらく休憩する。
その間にも山頂に到着する人が多く、一向に人が減る様子が無い。

 

 

山頂の雪面は足場が良く平らな個所が広いので滑降の準備をするのに都合が良い。
兼用靴をスキーモードに切り替え、バックルを締め、ビンディングをロックしたら出発である。

 

山頂の人込みから離れた所で一旦止まり、月岡さんにどこを目指して滑って行くかを説明する。
「一気に下まで滑ってしまいそうだけど…」「問題無いですよ」そんなやり取りを交わして斜面を滑り出す。

滑りやすい雪、腐って重くなっていない。
これなら快適に滑って行ける。

 

 

斜面を7割くらい下りた辺りから多少雪が重くなりだす。
とは言うものの雪が引っ掛かるわけでもなく、樹林帯の入口に着いてしまう。
ヤマレコアプリにルート図を入れてきたが、どうやらフリーハンドで書いたルート図より左側に来てしまったのか「ルートを外れています」と仕切りにザックのスマホが言っている。
スマホを出して位置を確認して、このまま進んでどこかで右に滑り込んでワル沢に出る必要があることを認識する。
便利になったものだなぁ..


樹林の中を滑って行くとワル沢に出た。
ワル沢に下りてしばらく滑っていると沢の音がして先行者が止まっている。
沢が出ている箇所があるようだ。
ここから先は沢に落ちないように注意しながら滑り下りる必要がある。

 

平らなところに出て来て本日の滑りは終了、ここから鳩待峠に向かって登り返す必要がある。

 

前回は電柱を見つけて、尾瀬ヶ原に向かって進んでしまった。
改めて確認するとスキーの終点は鳩待峠と尾瀬ヶ原の登山道にぶつかっていなく、かなり下側の沢の中であることを再確認する。
上の方を登山者が歩いている。あの高さに登山道があるので、ここでルートの目印が見つけられると思っていた自分がバカだったことに気づく。

 

板にシールを付け直し、板を履いて鳩待峠へと登り返して行く。
滑り下りたら終わりと言うのが良いのだが仕方がない。もう一汗かかないと帰れない。

 

 

鳩待峠まで登り返して本日終了。
休憩所でトイレを済ませ駐車場に下りて行くと、駐車料金の徴収者が来て2,500円を支払う。

 

天気も上々、斜面も良かったし、あとは温泉に入ってゆっくり帰京するだけである。

 

記録:澤田
写真:月岡・澤田