リコーグループの現況

(1)当年度の事業の状況

事業の経過および成果

部門別売上高の状況

部門別売上高(連結)

画像&ソリューション分野

画像&ソリューション分野は、オフィスイメージング、プロダクションプリンティングおよびネットワークシステムソリューションから構成されております。画像&ソリューション分野全体の売上高は、前年度に比べ9.2%減少し17,920億円となりました。

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オフィスイメージング
12,748億円(前年度比11.0%減)

主要な事業内容

複合機(マルチファンクションプリンター)・複写機・プリンター・印刷機・FAX・スキャナ等機器および関連消耗品・サービス・サポート・ソフトウェア等

オフィスイメージングでは、主力の複合機において、お客様への価値提供をさらに高める新プラットフォームを採用した新製品として、「RICOH MP C6004」をはじめとするデジタルフルカラー複合機6シリーズ14モデル、「RICOH MP6055」をはじめとするデジタルモノクロ複合機8シリーズ14モデルを発売し、中核の製品ラインアップを一新しました。これらの新製品は、専用のアプリケーションサイトに接続し、多彩なアプリケーションを複合機にダウンロードすることが可能です。これにより、お客様のオフィスの業務効率向上に貢献するさまざまな拡張機能を簡単にお使いいただけるとともに、複合機をクラウドサービスの入出力端末として活用いただくことが可能となりました。

当年度のオフィスイメージングは、その他地域で複合機・プリンターの売上高が増加したものの、円高の影響に加え、米州および欧州・中東・アフリカでの低価格複合機の販売拡大による平均単価下落の影響等がありました。その結果、当分野の売上高は、前年度に比べ11.0%減少し1兆2,748億円となりました。

 

「フルカラータッチパネル」

デジタルフルカラー複合機
「RICOH MP C6004」
プロダクションプリンティング
2,062億円(前年度比7.9%減)

主要な事業内容

カットシートPP(プロダクションプリンター)・連帳PP等機器および関連消耗品・サービス・サポート・ソフトウェア等

プロダクションプリンティングでは、商用印刷工程における課題解決の能力をさらに高めるために、プリントMIS(経営情報システム)ベンダー大手のアヴァンティコンピューターシステムズ社(本社:カナダ・トロント)を買収しました。また、商用印刷に関する一連のワークフロー(受注から編集、印刷、後加工、梱包、配送まで)をお客様に体感いただく"魅せる印刷工場"として、「RICOH Customer Experience Center(リコーカスタマーエクスペリエンスセンター)TOKYO」を東京都大田区平和島に開設しました。これはヨーロッパ(イギリス)、アメリカ、アジアパシフィック(タイ)に続く、4カ所目の拠点となり各極拠点の事例を共有/展開しながら、グローバルレベルでソリューションの提案が可能となりました。

当年度のプロダクションプリンティングは、国内ではカットシートのカラー機が伸長し、国内外ともにカットシートのカラー機関連消耗品やサービス等が伸長したものの、円高の影響や欧州・中東・アフリカでの販売台数減少等により売上高が減少しました。その結果、当分野の売上高は、前年度に比べ 7.9%減少し 2,062億円となりました。


「RICOH Customer Experience Center(リコーカスタマーエクスペリエンスセンター)TOKYO」
ネットワークシステムソリューション
3,109億円(前年度比2.4%減)

主要な事業内容

パソコン・サーバー・ネットワーク関連機器・関連サービス・サポート・ソフトウェア等

ネットワークシステムソリューションでは、サービス事業の拡大に取り組み、ドキュメント、コミュニケーション、業種別のソリューションと連携した高付加価値サービスの提供により、収益力の向上を図りました。ITサービスの新製品としては、お客様先における安心・快適なネットワーク環境の導入構築から運用保守まで、リコーグループがワンストップでご提供する「NETBegin BBパック Next」を発売しました。また、お客様がいつでもどこでも働くことを可能とするコミュニケーション支援サービスの新製品として、ミーティングコーナーや小規模会議室などの限られたスペースを有効活用できる手のひらサイズの超小型プロジェクター「RICOH PJ WXC1110」、大規模会議室や企業の受付、公共施設・イベント会場でのインフォメーションボードとして最適なインタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)「RICOH Interactive Whiteboard D8 4 0 0」を発売しました。さらに、テレビ会議システム「RICOH Unified Communication System」のプラットフォームを活用した主要7カ国語対応の高品質な通訳サービス「RICOH 多言語通訳サービス」も提供を開始しました。

当年度のネットワークシステムソリューションは、国内はIT商材の伸長により売上高が増加しました。一方、海外は米州や欧州・中東・アフリカでITサービス等の販売が伸長したものの、その他地域で売上高が減少しました。結果として、当分野の売上高は、前年度に比べ2.4%減少し3,109億円となりました。


インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)
「RICOH Interactive Whiteboard D8400」

超小型プロジェクター
「RICOH PJ WXC1110」
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産業分野

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主要な事業内容

サーマルメディア・光学機器・電装ユニット・半導体・インクジェットヘッド等

産業分野では、リコーグループが培ってきたプリンティングや光学、画像処理技術を活用した事業拡大に取り組んでいます。当年度は、近年市場が拡大しているラベルやパッケージ、サイングラフィックスなどの産業用印刷のお客様に向けて、リコーが30年以上培ってきた独自のインクジェット技術を活かした新製品として、高精細印刷を実現するインクジェットヘッド「RICOH MH5220」や、薄膜ピエゾアクチュエーターを搭載した産業用インクジェットヘッドなどを新たに開発しました。

当年度の産業分野は、国内ではインダストリ事業を中心に伸長したものの、海外では円高の影響等により売上高が減少しました。結果として当分野の売上高は、前年度に比べ0.5%減少し1,248億円となりました。

インクジェットヘッド
「RICOH MH5220」

独自のインクジェット技術を活かし、ラベル・パッケージやサイングラフィックスなどさまざまな素材へ印刷
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その他分野

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主要な事業内容

デジタルカメラ等

その他分野では、新規事業の拡大に向けて、リコー独自の全天球映像技術を活用し、全天球ライブストリーミングを可能にするカメラ「RICOH R Development Kit」を開発しました。当製品はエンターテインメント以外にもテレイグジスタンス技術*1やコンピュータービジョン*2の分野などでも幅広く活用されることが期待されます。

当年度のその他分野は、国内でリース・ファイナンス事業の売上高が増加しました。一方、海外ではカメラ事業が伸長したものの円高の影響により売上高が減少しました。結果として当分野の売上高は、前年度に比べ2.7%増加し1,119億円となりました。

*1  自分が現存する空間とは別の空間にあるものを、あたかも直接体感しているかのような高い臨場感を持って遠隔操作などの体験ができる技術
*2  コンピューターに取り込む生の画像データを処理し、必要な情報を取り出す技術


全天球ライブストリーミングを可能にするカメラ
「RICOH R Development Kit」

デジタル一眼レフカメラ
「PENTAX KP」
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