株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、Anoto Group AB(所在地:スウェーデン、CEO:Anders Norling氏、以下アノト社)のデジタルペンに、新たにプロダクションプリンター「RICOH Pro C900」を対応させ、医療・自治体・金融・流通・製造などのお客様を中心に拡販してまいります。
アノト社のデジタルペンソリューションは、「アノトパターン」と呼ばれる特殊な微細模様が印刷された用紙に、「デジタルペン」と呼ばれる赤外線カメラを搭載したボールペンで文字や図形を記入すると、その軌跡がデジタル化され記録されるものです。
同ソリューションでは、手書き情報を即時にデータ化して既存のシステムに取り込めるため、業務効率の向上を図ることができる上、帳票を持ち運ぶ必要がなく、書類の紛失などによる情報漏洩のリスクの軽減にも有効です。
デジタルペンソリューションを活用する際に、プリンターを用いてアノトパターンを印刷することで、多品種小部数のデジタルペン対応用紙を低コストで印刷することが可能になります。アノトパターンの印刷には、安定した高精度な印字品質が要求され、「RICOH Pro C900」は、アノトパターン印刷適合プリンター「Anoto Qualified Printer」(以下、AQP)の認定をプロダクションプリンターとして初めて取得*1しました。リコーでは現在、AQP認定を既に取得した機器として、カラーレーザープリンター「IPSiO SP C821」「IPSiO SP C820」「IPSiO SP C411」を販売しています。
デジタルペンソリューションとの連携にあたり、「RICOH Pro C900」の導入に際してリコーは、アプリケーションや用紙を事前に検証する体制、および導入後の保守サポート体制を既に構築しております。このような体制とともに、当社ではシステムパートナーの方々との協業を推進しながら、医療市場における電子カルテや問診表、自治体での介護記録、金融・流通・製造市場での各種申し込み用紙や帳票の出力など、さまざまなシーンで「RICOH Pro C900」の活用をご提案してまいります。