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ニュースリリース

リコー、高品位で読みやすく、しかも低容量を実現した機器組込み専用スケーラブルフォント
RT Font (アールティー フォント) Newゴシック」を開発
~ 5月16日から開催される「組込みシステム開発技術展」に出展 ~

2007年5月16日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、高品位で読みやすく、しかも低容量を実現した機器組込み専用のスケーラブルフォント「RT Font (アールティー フォント) Newゴシック」を開発いたしました。リコーはこの「RT Font Newゴシック」を、5月16日から18日まで東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されるアジア最大規模の組込み技術展示会「第10回 組込みシステム開発技術展」に出展するとともに、デジタル家電やカーナビゲーションシステム、携帯電話などのデジタル機器メーカーに対してご提案してまいります。

 近年、デジタル機器の機能が高度化し、複雑化するなかで、操作部の液晶画面などに異なる大きさの文字を表示しながら、より高品位に読みやすくしたいというニーズが拡大しています。一方、携帯電話などの機器では、フォントを搭載するためのメモリー容量が限られている場合もあり、フォントデータの低容量化が求められています。

 リコーの「RT Font Newゴシック」は、拡大・縮小が自由に行えるスケーラブルフォントで、ビットマップフォントのようにフォントサイズごとにデータを持つ必要がありません。また、Microsoft社のWindows OSに提供している「MS明朝」「MSゴシック」をはじめ、リコーが長年フォント事業を行うなかで培ってきたノウハウにより、高品位で読みやすく、かつ低容量を実現しています。
<新製品「RT Font Newゴシック」の主な特徴>
1. サイズの小さい文字でも高品位な表示が可能です。
  フォントデータとして、アウトラインだけではなく、「横線」「縦線」「右払い」など文字を構成する「エレメント」や、複数のエレメントを組み合わせた「ユニット」を搭載。
  線芯の多い文字の場合に、線を間引いたユニットに置き換えることで文字潰れを防止する「ユニット置換え機能」や、サイズの小さい文字の場合に、線芯のみを細線で表示することで文字の潰れを防止する「線芯描画」機能を搭載することで、高品位な表示を実現。
図1


2. より大きく見える、読みやすいデザインを採用しました。
  携帯電話などの小さな画面の中でも文字を読みやすく表示するために、文字のデザインを見直し、同じポイント数でも、より大きく見えて、読みやすいデザインを採用。
  従来のゴシック体の始筆処理を簡略化したほか、懐を広く取り、縦線の足の部分を取り払うことで、シャープで読みやすいデザインを実現。
図2
3. 高品位ながら低容量を実現しています。
  エレメントの組み合わせで文字を構成するエレメント方式を採用することで、パソコンOSなどに搭載するTrueTypeフォントなどと比べ、約1/3に低容量化。

4. JIS X 0213に対応します。
  JIS X 0208(第一水準漢字集合、第二水準漢字集合)に加え、JIS X 0213:2000(第三水準漢字集合、第四水準漢字集合)の11,223文字に対応。