音声でデジタル複合機の操作を実現するオプションユニット
「imagio 音声ナビ タイプB」を新発売

2005年8月29日
株式会社リコー

　株式会社リコー（社長執行役員：桜井正光）は、デジタルカラー複合機「imagio Neo C455it」、「同C355it」のオプションユニットとして、音声によるデジタル複合機の操作^※を可能にした「imagio 音声ナビ タイプB」を開発し、新発売いたします。

※コピー機能のみ対応

　新製品「imagio 音声ナビ タイプB」は、世界で初めて、デジタル複合機本体に音声認識機能を搭載するためのアクセシビリティ対応のオプションです。通常、液晶タッチパネルで行う操作を、音声やテンキー操作、音声ガイダンスによって可能にするため、視覚障害者の方でもコピー作業が容易に行えます。

製品名	imagio 音声ナビ タイプB
標準価格（消費税別）	198,000円
発売日	2005年9月2日

*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。

　近年、アクセシビリティに対する関心はますます高まっています。日本では2004年6月に障害者基本法が改正されたほか、情報アクセシビリティのJISグループ規格が2004年5月に制定されました。また、米国連邦政府調達のためのリハビリテーション法修正508条の施行（2001年6月）や、欧州のCEN/CENLECガイド6など、障害者や高齢者の方への対応は世界的な潮流となっています。
　近年のデジタル複合機は、ユーザビリティの向上のために大型液晶画面の搭載が進み、タッチパネルでの操作が一般的になっています。しかしながら視覚障害者の方にとっては、液晶画面の普及が、コピー操作をますます困難なものにしています。

　新製品「imagio 音声ナビ タイプB」をデジタル複合機に拡張することで、視覚に頼らずにコピーが行える3種類の音声ナビモードが可能になり、お客様の習熟度や使用目的に合わせた選択が可能です。また通常の操作モードと音声ナビモードは、ボタン一つでいつでも切り替えることが可能です。
　リコーは今後もアクセシビリティに対応した技術開発を行い、「人にやさしい」機器の提供を積極的に行ってまいります。

＜新製品「imagio 音声ナビ タイプB」の主な特徴＞

1．	視覚に頼らずにコピー操作が行える3種類の音声ナビモードを提供しており、習熟度や使用目的に合わせた選択が可能です。
	（1）	音声でコピー操作が行える「ボイスモード」
	・	設定したい項目を音声ガイダンスに従って音声で指示することでコピーを操作することが可能。設定された項目は音声でお知らせするため、安心・確実な操作が可能。
	・	リコーの独自の音声認識エンジンを採用し、高い認識率を実現。不特定話者の音声認識が可能なため、操作の事前訓練や、話者音声の事前登録などは不要。
	（2）	テンキーによる階層型のメニュー操作が行える「ステップモード」
	・	テンキーを上下左右の移動キーとして使用し、階層型メニューによるコピー操作の設定を行うことが可能。音声ガイダンスに従って、音声と触覚による操作を実現。
	・	設定確認キー（点字シールを貼ったハードキー）を押すと、設定内容を音声で確認することが可能。
	（3）	テンキーで設定したい機能の番号を直接入力する「ダイレクトモード」
	・	部数設定は「1」、フルカラーの設定は「23」など、設定したい項目の番号をテンキーで直接入力することでコピー操作が行える「ダイレクトモード」を搭載。定型のコピー操作を行う場合に便利。

2．	液晶画面の背景色や文字の色・サイズ、音声ガイダンスの速度などの設定が可能です。
	・	弱視や色弱の方でも使いやすいように、液晶画面の背景色や文字の色、文字サイズを選択し、設定することが可能。
	・	さらに音声ガイダンスの速さを「速い」「遅い」「ふつう」から選択して設定することや、男声/女声を設定することが可能。
3．	エラーメッセージを音声でお知らせします。
	・	紙づまりや用紙補給、エラーなどのメッセージを音声でお知らせ。
	・	視覚障害者の方が自分で操作を習得できるように、点字マニュアルや音声CDマニュアルを提供。また本体の専用ボタンの操作により、音声による操作方法の説明が可能。

※ ニュースリリースに掲載されている社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

imagio 音声ナビ タイプBを搭載した
imagio Neo C455itを操作しているところ

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• 「imagio 音声ナビ タイプB」を新発売（0.04MB・全3ページ構成）