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ニュースリリース

リファクス600S、国立科学博物館の未来技術遺産に登録

2014年8月26日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)が1974年に発売した一般事務用高速デジタルファクシミリ「リファクス600S」が、独立行政法人国立科学博物館の重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に登録されました。

「リファクス600S」は、公衆回線網(電話回線網)に直接接続する世界初の高速デジタルファクシミリとして発売されました。本製品では、原稿の読み取り、データ処理、伝送、出力と、それらのシステム制御が全てデジタル処理され、A4標準原稿を、当時主流であったアナログ方式の6倍の速さの1分で伝送できる画期的な製品としてファクシミリのデジタル化のさきがけとなりました。専用回線を使わずに高速で通信できることから、報道や鉄道などの特定企業の業務用から、広く一般事務用へとファクシミリの活用が大きく拡大することになりました。
さらに、本製品に搭載された通信技術をベースにしたファクシミリ伝送手順(プロトコル)は、国際標準化機関であるCCITT(現ITU-T)への提案、採択を経て、1980年にT.30規格として正式勧告されました。その後、この規格に則ったファクシミリであればメーカーや機種を問わずにファクシミリ同士が通信できるようになり、ファクシミリの普及に大きく寄与しました。

<登録物件概要>
名称 :  リファクス600S ― 時代をリードしたデジタルファクシミリ ―
登録番号 :  第00170号
製作年 :  1973年~1980年頃
リファクス600S

リファクス600S

 なお、「重要科学技術史資料」登録証授与式は、9月2日(火)に国立科学博物館で執り行われます。

<未来技術遺産について>
「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、国立科学博物館が平成20年度より実施している登録制度です。


| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1,956億円・国際会計基準)。
人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。
想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

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