Skip to main content Skip to first level navigation
Breadcrumbs

Share

Main content

ニュースリリース

リコー、気候変動に関する「カーボンプライス」共同声明へ参加

2012年11月19日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、世界の企業のCEOが各国政府リーダーに向けて発信する「カーボンプライス」共同声明に参加しました。
同声明は、英国の気候変動問題に積極的に取り組む企業グループである「Corporate Leaders' Group on Climate Change(以下、CLG)」および各国にあるCLGと同様の企業グループ間のネッワークである「Corporate Leaders Network for Climate Action(以下、CLN)」により「気候システムへの危険な人為的干渉を防止するために、炭素の価格付け※1が重要である」として提案されるものです。


※1)炭素の価格付け:
二酸化炭素の排出量に応じて負担する費用。排出権取引や環境税などで用いられる。


<声明の概要>

 同声明の、主な内容は下記となっています。
今世紀半ばまでに温室効果ガス(GHG)の大幅な排出削減を実現するために必要な投資を後押しするには、明確で安定的、野心的かつ費用対効果の高い政策の枠組が欠かせない。私たちはビジネスリーダーとして、このような政策枠組によりもたらされる確実性と投資は、ビジネスの成功と雇用創出につながる、と考える。


 炭素の価格付けは、我々が「気候システムへの危険な人為的干渉を防止」するためには極めて重要となる。正しいアプローチを取れば、炭素の価格付けは消費者の取り組みに役立ち、行動を変化させるインセンティブにもなる。


 私たちは政策立案者に対し、安定的かつ時機を得た方法で明確な炭素の価格付けの枠組の導入に注力することを以下の通り要請する。
・炭素の価格付けを各国の政策対応の核として位置づける。
・グローバル経済全体で炭素価格の長期目標に向けて取り組む。
・国際的に合意された目標に応じた十分な熱意を持って、2℃目標※2に見合う速さでの変化に対応する。



 炭素の価格付けのアプローチは、予測よりも低いコストでより多くの排出削減を達成し、より高い目標を持つきっかけにもなる。
我々は国、地域、国際レベルの政策決定者たちがリーダーシップを示し、この変化を起こすことを求める。そして我々はこれを達成できるように共に取り組んで行きたい。


※2) 2℃目標:
2010年、メキシコ・カンクンで開催された気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)での合意のもとで設定された目標。地球環境に多大な影響をもたらすといわれる気温上昇を2℃以内におさえるというもの。


<賛同理由>

 リコーは、環境負荷が地球の再生能力の範囲内にとどめられた持続可能な社会を実現し、後の世代に豊かな地球環境を引き継ぎたいと考えています。そのためには気候変動防止に対して、各国が積極的に取り組むことが重要です。
世界の企業のCEOが各国政府リーダーに向けて発信する声明であるという点において、今回の共同声明が有効であると考え、賛同いたしました。


■これまでの気候変動枠組条約に関連したリコーの動き

2001年7月
第7回気候変動枠組条約締約国会議(COP7)で京都議定書の発効に賛同する「e-mission55」に署名

2008年12月
第14回気候変動枠組条約締約
国会議(COP14)で ポスト京都枠組みの早期確立を求める「CLGポズナニ声明」に署名

2009年 9月
第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)で ポスト京都枠組みの早期確立を求める「CLGコペンハーゲン声明」に署名

2010年12月
第16回気候変動枠組条約締約国会議(COP16)で野心的で確固とした、公平な国際的な合意を求める声明「CLGカンクン声明」に署名

2011年9月
気候変動に関する「2℃への挑戦」共同声明へ参加