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ニュースリリース

日本政策投資銀行から「DBJ環境格付」最高ランクを取得

2012年10月29日
株式会社リコー

 株式会社リコー(代表取締役 社長執行役員:近藤史朗、本社:東京都中央区、以下リコー)は、株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹 本社:東京都千代田区、以下DBJ)の「DBJ環境格付」において最高ランクとなる「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という格付および特別表彰(最高ランクの中でも特に高い評価の企業対象)を取得しました。

 「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。リコーは、この制度に基づく融資を受けましたことをお知らせいたします。

 リコーは、創業の精神「三愛精神~人を愛し、国を愛し、勤めを愛す~」に基づく経営理念の中で、行動指針の一つとして「地球・社会との共存」をあげています。1976年に環境推進室を設立し、早くから環境保全活動に取り組んできました。1998年からは環境保全と利益創出を同時に実現する「環境経営」をコンセプトに掲げ、積極的に取り組みを推進しています。
 地球環境と社会の将来あるべき姿を想定し、その実現に向けて「省エネ・温暖化防止」、「省資源・リサイクル」、「汚染予防(※1)」の3分野について、2020年、2050年を照準とした「中長期環境負荷削減目標」を策定し活動を展開しています。

 今回の評価では、(1)独自に開発したLCA算出ツール(※2)に基づき、製品のライフサイクル全体を通じた目標を設定し、絶えず製品の環境負荷削減を行っている点、(2)事業活動全体を通じて生態系への影響が大きい段階を把握し、影響度を評価した上で生物多様性保全に資する具体的な取り組みに繋げている点、(3)独自に開発したCSR調達にかかる行動規範およびセルフアセスメント制度(※3)に基づき、環境面のみならずCSRに配慮したサプライチェーンの構築に寄与している点などが高く評価されました。
 また、「省エネルギー・温暖化防止」「省資源・リサイクル」、「汚染予防」という3分野にわたる非常に高い環境負荷削減目標を課し、対外的にコミットするとともに、3年ごとの環境行動計画に盛り込み、日々の環境活動の高度化に繋げている点は、わが国全体での環境負荷削減を実現するための産業界全体を先導する取り組みとして特筆に値するという評価を得ました。

 リコーは、企業の成長・発展の前提となる、持続可能な社会の構築に寄与することをめざして、環境保全を経営の最重要課題の1つと位置づけ、さらに「環境経営」を加速してまいります。

(※1)「汚染予防」分野の目標は2020年のみ。

(※2)LCA算出ツール
ライフサイクル全体を通した製品の環境負荷削減目標を設定し、PDCAのサイクルを回すことによりその目標を達成する「LCA設計」を効率的かつ効果的に行う算出ツールのこと。

(※3)セルフアセスメント制度
サプライヤー行動規範の遵守状況をモニタリングする制度のこと。リコーグループに報告されたアセスメント結果に基づき、各社の改善点を明らかにし、その結果をフィードバックしている。

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