imagioシリーズ一部オプション「RoHS指令適合」基準未達成について

平素はリコー製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

当社のデジタル複合機「imagio シリーズ」では、EU加盟国のみで適用される環境関連の法令である「RoHS指令」に、国内で販売している製品についても対応する方針をとっておりました。また、製品カタログ等にも「RoHS指令適合」等の表記をしておりました。しかしながら、この度、一部のオプション製品でカタログ表記等と異なり、RoHS指令適合できていなかったという事実が明らかになりました。ここにご報告するとともに、謹んでお詫び申し上げます。

対象製品は次の通りです。

対象オプション製品名	装着可能imagio本体製品名
imagioフィニッシャーSR13	Neo 220/270/221/271/250/300/351/451/352/452/353/453シリーズ Neo C240/320/200シリーズ MP 2550/3350/4000/5000シリーズ MP C3500/4500/4000/5000シリーズ
imagio1000枚フィニッシャーSR3000	MP C2500/3000/2800/3300シリーズ
imagio2000枚フィニッシャーSR3020	MP 4000/5000シリーズ MP C3500/4500/4000/5000シリーズ
imagio2000枚フィニッシャーSR4040	MP 6001/7501/9001シリーズ MP C6001/7501シリーズ

不適合の内容

出力したドキュメントをとじるステープラーユニットの外装部品に、RoHS指令で定められた含有閾（しきい）値を超えるポリ臭化ジフェニルエーテルが含まれていました。

（2010年6月から10月までに販売されたオプション製品の一部）

なお、現在お客様にお使いいただいている対象製品につきましては、ご使用にあたって品質・機能・性能への影響、及び、環境や健康への影響はございません。また、現在は適正な部品を搭載した製品を出荷しております。

1.判明した事実の概要

リコーでは、2006年7月1日のEU加盟国におけるRoHS指令の施行を受け、同地域向け製品について対応を行ってきました。また、同指令は日本の国内法令ではありませんが、一部の国内販売製品についても自主的な対応を進め、製品カタログおよびホームページにて、「RoHS指令適合」または「RoHS指令準拠」としてご紹介させていただきました。
しかし、部品仕入先の手違いで、一部の原材料に基準を満たさない物質が使用されました。そのため一部のオプション製品が、RoHS指令不適合になりました。

2.対応について

2010年9月に仕入先から報告を受け、事実関係を調査した結果、該当する機種・機番を特定いたしました。現在は、適正な部品を搭載した製品を出荷しております。
なお、対象となる機種をご購入いただいたお客様からご要望があった場合、部品交換などの対応をさせていただきます。
また、お客様のご使用期間を満了し、当社が機器を引き上げさせていただいた際には、回収、分解および分別などの適切な処理を行ないます。

3.再発防止について

今回の問題を真摯に受け止め、今後部品の仕入先に対して、部品調達プロセスにおいて変更が発生した場合の報告義務を徹底させます。
お客様には、大変ご迷惑をお掛けし、心からお詫び申し上げます。何卒ご理解を賜りたく、お願い申し上げます。

２０１０年１１月２２日
株式会社リコー

■「RoHS指令」について

RoHS指令(EU電気電子機器危険物質使用制限指令)は、日本の法令ではありません。2006年7月1日以降、EU加盟国内で、電気電子機器に6指定物質の使用を制限する指令です。これは同地域で、人の健康の保護ならびに電気電子機器廃棄物の環境に優しい回収及び廃棄に寄与することを目的に制定されたものです。

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