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環境コミュニケーション:お役立ち・環を拡げる -環境節約生活術-

建物には緑の「日傘」を!

建物には緑の日傘を!

夏、砂浜やプールサイドで裸足になると、足の裏がアチチチッ!と大変なことになりますよね。逃げるように爪先だけで小走りになって、水に浸かるとひんやり冷たく、生き返るような心地よさ。あぁ!思い出しただけでも海に行きたくなります。プールもいいなあ。
あの足裏を焼くような熱さは、じつは街中のアスファルトでも同じこと。普段は靴やサンダルで守られているだけなのです。水は日光を反射して温まりにくいので、プールの水温は真夏でも30度前後ですが、それに対して砂、コンクリート、アスファルトなどは日光を吸収して高温になります。アスファルトやビルの表面にたくわえられた熱は「輻射熱(ふくしゃねつ)」といって、歩行者や建物の中にいる人をじんわりと、しかし確実に温めます。極端な話、お肉や魚が美味しく焼ける炭火焼だって一種の輻射熱。夜になってもなかなか暑さが和らがないのも、この輻射熱のしわざ。街の輻射熱で脱水症状や熱中症になることがあるので、注意が必要です。かといって、道路や屋上をプールにするわけにはいきませんよね。そこでおすすめなのが、建物の壁に植物を茂らせる「緑のカーテン」です。

緑のカーテンのメリット

・直射日光を遮ります。建物に日陰を作る「日傘」のようなもの。これで壁の輻射熱を防ぎます。
・葉から出る水蒸気(理科で習った「蒸散」ですね)の気化熱で涼しくなります。⇒冷房代の節約に最適!
・光合成で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収してくれます。
・植物を育てる楽しみが味わえ、観葉植物にもなります。種類によっては食べる楽しみも!

ちなみに、直射日光をさえぎるだけなら「よしず」や「すだれ」でも充分効果がありますが、これらも日光が当たり続ければ熱をもってしまいます。生きた植物の断熱効果にはかないません。 アサガオの花を楽しむのもよし、キュウリやゴーヤの収穫を楽しむのもよし。壁一面というわけにいかなければ、ベランダのプランター栽培でもOKです。植物の力で夏の暑さを和らげる「緑のカーテン」、ぜひ挑戦してみてください。

屋上緑化で、憧れの「庭」を手に入れる!

緑のカーテンは壁面の緑化ですが、もうひと頑張りできるなら屋上の緑化もおすすめです。東京都の調査では、緑化していない屋上が約55℃もあったのに対して、屋上緑化したところでは約30℃と、なんと!25℃も違いがありました。室内温度も1~3℃違ったそうです。ビルやマンションの最上階の暑さ(熱さ?)を経験したことのある方は「室内温度差、1~3℃どころじゃないでしょ!?」ということを知っているはず。そう、これは断熱処理されている建物でのデータです。そうでなければ、室内ももっと顕著な温度差が見られたはず。夏は涼しく、冬は温かな室内が実現できる屋上緑化。しかも屋上は建物の高さがあるぶん、見晴らし・風通し抜群です。都心で "夢の庭付き一戸建て" を手に入れるのはなかなか大変ですが、屋上庭園なら実現できるかも?ご自宅に屋上のある方、ぜひ検討してみてください。

建物には緑の日傘を!

助成金がもらえる地域も

ただし「よし、屋上緑化しちゃおっと!」と決めたらホームセンターで土と苗を買ってきて... とはいかないのが、ちょっと面倒なところ。屋上緑化では、土を敷く前に、水や植物の根が建物を傷めないよう、屋上に防水・防根加工します。また、湿った土は重くなるので、専用の軽量土壌を使うなど、積載荷重の配慮が必要です。プランターを置いて手軽に始めるだけならすぐにできますが、本格的に造園する場合は専門の業者さんにお願いした方が良さそうです。その際は、お住まいの地域の自治体に緑化助成金の制度がないかご確認を!一般市民の緑化活動に助成金を出そうという動きが全国的に活発化しています。自治体によって条件や金額は異なりますが、屋上、ベランダ、壁面の緑化が対象になります。興味のある方は最寄りの役所に相談してみてください。日本全国の建物の屋根がどんどん緑で覆われていく様子を想像すると、なんだか嬉しいですね。

まずは打ち水で小さな涼を

緑のカーテンや屋上庭園で建物を日差しから守るようになるまでの "つなぎ"にオススメ(?)なのが、先人の知恵、打ち水です。緑のカーテンのメリットでもふれた「気化熱」で、水が蒸発するさいに熱を奪うので、打ち水をしたあとにはヒンヤリとしたいい風が吹きます。打ち水のためにきれいな水道水を使うのはちょっともったいないので、できればお風呂の残り湯、台所の洗い桶、除湿機の水、雨水など、捨てる前の水を再利用して、ぜひ懐にもやさしい日本の夏を満喫してください!

建物には緑の日傘を!