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RICOH imagine. change.

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This is KO・DA・WA・RI

「人へのこだわりが生む、心地よいデザイン」

インド独自のニーズや嗜好を満たす

野村は2010年から2013年までRicoh Innovations Corporation (以下RIC)に駐在していた。RICは米国カルフォルニアのシリコンバレーにあるリコーの研究所だ。そこでOcutag Snap(オキュタグスナップ)のインタラクションデザインを担当した。映画のポスターや、雑誌の記事、コミックなどをモバイル機器で撮影すると、予告映像やメイキングビデオをはじめとする関連づけられたデジタルコンテンツを閲覧できるアプリだ。現在インドで利用できる。
野村がもっともこだわったのは「見たい内容にすぐにアクセスできる」というユーザーニーズを満たすこと。野村はインドの現地リサーチャーやエンジニアと共にインド独自のニーズやデザイン嗜好を明らかにし、情報を整理して何度もイラストを描き具体化していった。RICで研究された技術とニーズを融合し、ユーザーが快適に使用できるようにデザインした。

“こだわり”は子供のころのお絵描きから

「人」を中心に考えるこだわりは野村の持つ“情報整理力、追及力、観察力”に支えられている。これは子供のころに培われた素質のようだ。
「子供のころから絵を描くのが好き。毎週、落書き帳1冊をすべて迷路の絵、次はすべてお店、次はお姫様、といった具合にその時に興味があるテーマを描き続けていた。週末に落書き帳を買ってもらうのが楽しみだった」。
子供時代を経てRICでの経験が加わり、“情報整理力、追及力、観察力”はより確立していったようだ。

ホテルに滞在しているような心地よいデザイン

野村は「清潔感のあるホテルに滞在するような心地よさ」を自分のデザインから感じてもらえたらと考えている。
やはりデザインの中心は「人」だ。たとえば家具のデザインでは、白と木目のコンビが好き。「白の清潔感に加えて木目が入ることで心地よさが感じられるから」。趣味は「掃除!モノをどこに置いたらすぐに取り出せるか考えながら部屋を整理整頓するのが好き」。
野村の「人」への細やかな思いやりが心地よいデザインへつながるのだ。

米国で学んだ「理由」の追求

学生時代から旅行を通して海外の自然や美意識に影響を受けた。また海外出張を経験し、いつかは海外で働いてみたいと思っていた。入社10年目、ついにRICへ駐在の機会を得た。野村はRICで仕事のやり方や環境の違いを自ら率先して学んだ。米国では個人の専門性が確立され責任が大きく、スピーディーに仕事が進められていた。またカルフォルニアは米国の中でも人種が多様な地域のため、個々人の文化的背景が異なり、暗黙という考え方が存在しない。
「日本は何かを提案するとき、なんとなく空気を読んでくれる。しかしRICでは提案に対して誰もが納得するワードで“なぜならば”の理由をきちんと説明できることが重要」。野村は今もこの考え方を大切にしている。「納得できる理由があれば、それまでベストだと思っていた提案もためらわずに変えていく」。思い込みでなく本質を捉えた“理由”を常に追求している。一方、米国に行ったことで日本のデザインのもつ緻密さを再確認できたと言う。
野村が目指す「清潔感のあるホテルに滞在するような心地よさ」は隅々まで「なぜならば」を考え抜いた緻密さによってなりたっているのだ。

Ocutag Snap(オキュタグスナップ)

技術情報:リコービジュアルサーチ(RVS)技術